ナット・ローフ
暴動ですごいことになっています、イギリス。何かにプロテストするための暴動ではなく、暴動のための暴動。日本は地震と津波による災害でまだまだ大変なのに、イギリスでは若者達が自分達の住む街を破壊して回っている。日本の震災と今回のイギリスの暴動は全く関係のないことですが、ついそんな思いが頭をよぎって、腹が立ってしまいます。
それはさておき、昨晩はナット・ローフに挑戦しました。イギリスで食べる代表的な料理に、お肉のローストというのがありますね。パブなんかに行くと、ベジタリアン用に用意されているのがこのロースト・ナット・ローフ。でも、外で食べるナット・ローフって、カチカチ、パサパサのことがほとんどで、実はあんまりおいしくないんです。なので私はほとんど食べないし、これまで自分で作ったこともなかったのですが、非常用に買っておいたミクスト・ナッツの賞味期限が切れていたので (汗)、それを使い切るために初めての挑戦。
レシピを色々と検索しましたが、私はきっちりレシピをフォローするということができない人間なので、今回もいい加減な自己流となりました。カチカチ、パサパサ感を抑えるために、たっぷりの野菜とひよこ豆、ベジタブル・ストックを加えて、表面かりかり、中しっとりのナット・ローフのできあがり。例によって、何の美的感覚もない写真。
ナット・ローフが苦手の夫 (外食で食べるカチカチのナット・ローフの影響。) にも好評でした。初めてにしてはまあまあの出来でしょうか。
バナナココナッツタルト
アーモンドプードルとココナッツファインがあまっていたので、これを使い切る良い手は何かないか・・・と探していて見つけたレシピ。
レシピに、「バナナをのせて軽く押さえる」 とあったので押したのですが、ちょっと押しすぎたようです。沈んでます、バナナ。いつも思うのですが、こういうきれいな料理ブログができる人ってすごいなあ。私はこのブログは日本にいる家族や知り合いへの近況報告や、自分自身のための日記としてやっている部分がほとんどなので、料理の見た目も写真もいつもかなり適当。面倒だったのでナパージュもなし。
ナパージュで思い出したのが、以前買ったいちごタルト。イギリスで買う日本風 (と言うか、フランス風) のケーキは、はずれのことが多いので、滅多に買いません。見た目がまあまあでも、食べてみると 「やっぱりぜんぜん違う!」 とがっかりすることが多いので。でもやはり、たまーに誘惑と好奇心に負けて買ってしまうことがあります。このいちごタルトも見た目が下の写真のような感じ (実物とは別物) でけっこういけていたので、ついつい買ってしまったんです。そうしたら、ナパージュが不自然な香料を使ったものでまずかった!!市販の安~いいちご味のソースを使ったに違いない、というような味。子供用の駄菓子みたいな味。イギリスで食べるのは、やっぱりイギリス風ケーキに限る!と改めて思ったのでした。
寝不足ハイとなんちゃってプティ・デジュネ
ちょっとおめでたい事があったので、昨晩は外でお食事。最近発見した、ものすごおおおくおいしいピッツァを出すイタリアンのレストラン。そこでピッツァをたらふく食べ、その上デザートに自家製ティラミスまでいただいて、大満足。しかしですね、ティラミスって確かスポンジ (フィンガービスケット?) 部分にエスプレッソを染み込ませてあるんでしたよね。それで、普段ほとんどカフェインを摂らない生活をしている私は、これですっかりハイパーになってしまい、昨晩は眠れないったら!まあ眠れなかった原因は他にも色々あったのですが、あの異様な覚醒はティラミスのせいに違いない。
結局、眠れたのは1時間くらいだったのですが、でも寝不足の時って妙にハイパーになることがありませんか?私は今朝がそれで、朝の9時前からちょっと散歩がてらにクロワッサンを買いに行って、帰って来てカフェ・オ・レを作って、朝ごはんを食べた後でもまだ元気。たぶん夕方くらいには電池が切れた様にぱったりと倒れると思いますが・・・。
そんなわけで、今朝のごはんはなんちゃってフレンチでした。近くにおいしいクロワッサンを出すお店があるのですが、今日は品切れだったので、代わりにパン・オ・ショコラ。オーブンでちょっと温めてさっくりしっとり。フランスで買うものの様には行きませんが、それでもなかなかの美味。それと、デカフェのインスタント・コーヒーと牛乳で作る、なんちゃってカフェ・オ・レ。しかもミキサーで泡立てて、ココア・パウダーも載せて、なんちゃってカプチーノ風。おまけに器はカフェ・オ・レ・ボウルがなかったので、ライス・ボウルを代用。すっかりなんだかわからない代物となりました。
昨晩あれだけ食べておいて、まだ食うか?そして、今書きながら気づいたのですが、今朝のこのハイパーさは、寝不足と重なって、パン・オ・ショコラの砂糖とカフェインが原因に違いない・・・。
犬を作る
一昨年 (昨年ではない!) のクリスマスに、子犬のぬいぐるみの手作りキットを夫がプレゼントしてくれたんです。でもほら、私はずぼらですし、うちにはミシンもないので、義母に手伝ってもらうことにしました。少しは自力でやってみようとしたんですけどね、でも、説明書の書き方があまり詳しくなくて、最初の、「AからCを縫う。BCは開ける。」 というところからしてもうわからなくて挫折。お義母さ~ん。ヘルプ・ミー。
ということで、義母の助けを借りて完成しました。
上の写真は撮影用に耳を止めてあるのですが、止めないとこんなになってしまう。
説明書によると、最後に耳を顔に縫い付けて止めるらしいんですけどね、うちの子は自由に育ってもらいたいということで、まだ縫い付けていません。
1年以上の歳月を得て、ようやく子犬完成。
キッズ・リターン、菊次郎の夏、Dolls
北野映画は、バイオレンスものよりも静かなものの方が好きな私です。この3本は特に好きで、最近DVDを手に入れて久しぶりに観ました。
キッズ・リターン。
この監督の作品では一番好きな映画。洋画、邦画、古い物、新しい物をひっくるめた全ての映画の中で、トップ10に入るくらい好きな映画です。本当に名作だと思います。
ダメ人間に対する監督の優しさや愛というのは、たぶん北野映画のひとつのテーマで、ちょっとブコウスキの小説 (最近はまっている。) に共通するものがあると感じます。マサル、シンジ、タクシーの運転手になった同級生、それぞれの人生が同時に崩れていく瞬間は圧巻。そして、マサルとシンジ (キッズ) が校庭に帰って (リターン) 言う、あの最後の名台詞。素晴らしい。本当に、ダメ人間に対して温かいなあ、この監督は。
高校時代から漫才を練習していた2人組は漫才師として成功し、三人組の不良の一人はそのマネージャーになる。シンジに影響されてボクシングを始めた三人組の一人はボクサーとして成功。ヤクザの兄貴分にかわいがられていたラーメン屋の兄ちゃんはヤクザの下っ端になるが、人を殺した罪をかぶることを兄貴分に命令されて刑務所行き。煙草を吸う同僚の女性を怪訝な目つきで見ていたサチコは、最後は人生に疲れて煙草を吸うようになっている。そういう様々な人生模様もまたおもしろい。ハヤシというジムの先輩の存在もすごいです。すごく腹黒いけれど、現実感もすごくある怖い人物。
冒頭、シンジの 「昔よく自転車で学校行ったじゃないですか。」 の台詞の後、高校時代の二人が二人乗りで橋の上を行く場面に切り替わり (ここの音楽がまた良い。)、そこから過去の話となる。ラストでは現在の二人が同じ橋の上を二人乗りで行く場面で、現在の時間軸に戻る、という構成も良いです。
それからやっぱり安藤政信君の存在。この映画では新人で、オーディションで役が決まったらしいですが、彼を選んだ北野監督の目はすごいなあと思います。ものすごくはまり役。この映画は私としては、金子賢よりも安藤君の映画だと思います。ヤクザ役の石橋凌も良かった。
菊次郎の夏。
ダメ人間続出 (笑)。子供まで陰気でぱっとしないダメ子供。この映画はダメ人間の映画でしかありません。でも、この映画のダメ人間たちはみんなやさしい。まっとうな人生を歩んでいる偉い人たちには、決して持てないやさしさ。
特に好きなシーンが2つ。細川ふみえ (役名ありましたっけ?) とその彼氏が芝生の上で正男と遊んでいる。細川ふみえにもらった天使の鞄を背中に背負って、楽しそうに駆け回る正男。そこでカメラがぐっと引いて、「立入禁止」 の看板があらわになる。立ち入り禁止の場所に入って遊んでしまうダメな大人たち。でもそういう人たちにしか得られないやさしさや楽しさ。
もうひとつは、菊次郎たちと過ごす最後の夜に正男が見る夢。北斗七星を背景に、仮装した大人たちを相手に 「だるまさんが転んだ」 をして遊ぶ正男。バックに流れるのは、オーケストラで奏でられるテーマ曲。やさしい。やさしすぎる。母親に見捨てられたことを知って傷ついた正男の心は、菊次郎たちによって癒されたんだよね。
私は、映画の冒頭で正男が走っている場面を見ただけで、いつも泣きそうになります。ピアノを中心に奏でられるテーマ曲、背中の天使の羽根、鈴の音、正男の笑顔。この笑顔は、菊次郎たち、ダメな大人たちがもたらしたもの。そして、最後に菊次郎にぎこちないけれどやさしい抱擁をさせたのは、正男と過ごした一夏の時間。
配役は、菊次郎の妻役の岸本加世子が特に良かったと思います。しっかりしていてやさしくてかっこいい。菊次郎はダメ人間だけど、こんな奥さんがいるならただのダメ人間ではないんだろうな、と思わせるような役柄。正男の祖母役の吉行和子も良かった。
Dolls。
北野映画は海外 (特にヨーロッパ) で高く評価されていますが、これもヨーロッパ人が好きそうな作品。それでいて、とても日本的でもある作品。人生の残酷さや不条理さというのは、先述の2作や他の作品にも見られますが、Dolls はその究極。
日本の四季が美しく描かれていて、日本人にとっての四季というのは本当に特別なものなんだなあと改めて思いました。菅野美穂の演技が良くて、特にラストの笑顔から泣き顔に変わる瞬間の演技は素晴らしい。
DVD には監督へのインタビューが付いていて、「好きな季節はありますか (Do you have a favorite season) ?」 という質問に、「女がいれば秋。でなきゃ夏ですけど。」 と答えていた北野監督。かっこいいなあ。
日の名残り、ポスト・オフィス
最近ちょっとはまっている作家、カズオ・イシグロの 『The Remains of the Day (日の名残り)』 を読み終えました。ブッカー賞を取った作品とはなぜか相性があまり合わなくて、読み始めは 「ああ、まただめかなあ」 と嫌な予感がしたのですが、イギリスの風景の美しさを語る場面でぐっと引き込まれて、後は最後までむさぼるように読みました。車で行くイギリス南西部の田舎道の風景は、他の国では見られない魅力があると私も思います。それから、このキャラクターの性格や行動は、日本人の共感を呼ぶ部分が多いのではないかという気もしました。そんなわけで、自分の中の日本人的な部分と、イギリスで暮らして得た経験とによって、共感することの多かった作品です。特に最後の数ページは本当に美しい文章で、鳥肌立ちまくり、ものすごい高揚感を感じまくりの読書ハイ状態 (笑)。タイトルの “remains of the day” という言葉が文中に出て来た時にはもう、「うああああああ」 と心の中で叫んでしまいました。
これは 『Never Let Me Go (わたしを離さないで)』 にも共通することだと思いますが、この物語には救いがなくて、ひどく悲しい。でも私がそこで感じるのはどうしようもない絶望感ではなくて、実は人生に対する勇気だったり、慰めだったりするのです。不公平で理不尽で、自分の力ではどんなに努力しても変えられないこともあるし、気づかないままに機会を逃していることもある。気づいていても何もアクションを起こせないということや、気づいていてるのに気づかないふりをすることだってあるかもしれない。それが人生というもので、自分の歩いてきた道を振り返る時、人は多かれ少なかれ、痛みや、悲しみや、自責の念や、あきらめの思い持つものだと思います。それに何とか折り合いをつけて、運命を受け入れて、その中で自分なりの幸せを見つけて生きて行くのが大半の人の人生なのではないかと。そういう意味で、『The Remains of the Day』 も 『Never Let Me Go』 も、私にとっては絶望的な物語ではなくて、生きていくことに対する力を感じさせてくれる物語でした。
そして、この素晴らしく美しい小説を読んだ数日後に読み始めたのは、チャールズ・ブコウスキ (爆)。内容も文体も主人公のキャラクターも、『The Remains of the Day』 とは正反対。作者の写真からしてこの違い (爆)。
下品で不真面目で自堕落で、本当にどうしようもないなあ、この人は。でも、すごくおもしろい。ニヤニヤしたり、吹き出したり、爆笑したりの連続。カース・ワードやスウェア・ワードがたくさん出てきて、そのリズムある文体がおもしろいので、こういうのはやはり英語で楽しみたいと思います。ブコウスキの作品は日本語訳のものをずっと前に一度読んだのですが、その時はあまりピンと来ませんでした。私が若かった (ガキだった) ということもあると思いますが、今回英語で読んでみて得た楽しみは大きかったと感じます。どうしようもない主人公の、どうしようもない生活。でもたまにはっとするような美しい描写や繊細で鋭い洞察もあって、やっぱりすごい。誰にでも書けそうだけれど、ブコウスキにしか書けない自伝的小説、『Post Office (ポスト・オフィス)』。これではまって、現在は彼の2作目の長編、『Factotum (勝手に生きろ!)』 を読んでいます。やっぱり読書は楽しい。
Senna
アイルトン・セナのファンというわけでも、F1が好きというわけでもないのですが、高く評価されていておもしろそうだったので観に行って来ました。邦題は 『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』 というらしいですが、原題はシンプルに 『Senna』 です。日曜の午後だったということもあるかと思いますが、劇場はほぼ満席。
F1にまったく興味のない私でも、この人は本当に特別な人だったんだなあ、と強く感じた106分間。レースのシーン、特にオンボード・カメラの映像のシーンでは、鳥肌立ちまくりでした。事故の前のオンボード・カメラによるレースの映像などは、「ああ、これから事故が起きてしまうんだなあ」 と思うと、やるせなくて見るのが辛かったです。でもやはり、見ている者にこういう感情を持たせるところが、結末がわかっているドキュメンタリー映画の力ということなのでしょうか。最後は私はほとんど泣きそうになって、劇場ではすすり泣く声も聞こえました。
日本版には、セナの死を報告する日本人レポーターのシーンが加えられているのだそうです。オリジナル (英語) 版にも、日本でのセナの人気が特別であったことを示すシーンがいくつかありました。また、劇場でもらったパンフレットにあった監督のインタビューでも、セナは日本にとって特別な存在であったことが語られていて、そのことを知らなかった私はちょっと驚きでした。
ライバルであったアラン・プロストとの不仲は有名な話らしいですが、ドラマを作りあげるためにちょっとプロストを悪者に仕立てすぎなのでは?という感じもしました。映画を見た後に読んだいくつかの文献によると、実際には親交もあったようですし、この二人がお互いに対して抱いていた感情は、もっと複雑なものだったのではないかと想像します。個人的には、そういうアングルから二人の関係を掘り下げるところが見たかったと思います。それでもやはり、この若く美しい天才ドライバーの姿は眩しくて、見終わった後はなんともやるせない気持ちになりました。
コッツウォルズ
先週末、アメリカ人の友人のライブを見に行くついでに、コッツウォルズを訪れる機会がありました。
川の流れる小さなかわいい村。
アイスクリーム屋さんやレストランなどの建物もかわいい。
カメラ片手にすっかりツーリスト気分の午後。
蜂蜜パイ
4月中旬あたりから、結婚記念日、夫の誕生日、イースターなどがあり、甘いものを食べまくっている毎日・・・。その上まだ食べるか?と自分でつっこみを入れながら、今日は蜂蜜パイを焼きました。
村上春樹の短編に、「蜂蜜パイ」 というのがありますね。普段は英語の小説を読むことが多いのですが (日本の本はこちらでは高いので。)、やはり日本語で小説を読むという行為が恋しくなって、たまに家にある本を読み返したりします。最近、カズオ・イシグロからポール・オースターへの箸休めという感じで、この 「蜂蜜パイ」 を読み返しました。するともう、蜂蜜パイがどうしても食べたくなって、焼いてしまったというわけです。
レシピは自己流、適当です。こちらではよく、maple and pecan plait という、メープルシロップとペカンナッツのデニッシュ・ペイストリーを見かけるのですが、それの蜂蜜バージョンをイメージして作りました。蜂蜜の香りと、ペカンナッツの香ばしさがおいしい。ペカンナッツって、どうしてこう焼き菓子に合うんでしょう。
しかし今回、インターネットでレシピを検索してみて知ったのですが、「村上レシピ」 なんて本も出てるんですね。村上氏に関して他の人が書いたものとして、分析本や小説に出てくる音楽についての本があるのは知っていましたが (読んだことはないですけど。)、料理の本まで出ているとは・・・。ちょっと驚きでした。
うさぎがイースター・エッグを運んで来る
金曜日、生徒さんの一人がイースターのチョコレートを届けに来てくれました。レッスンの日でもないのにわざわざ。チョコレートは大好きなのでもちろんうれしいのですが、それよりもうれしいのはやはり、その気持ちです。届けに来てくれた時の様子がまたかわいかった。ピンポーンと玄関のチャイムが鳴ったのでドアを開けると、ちょっと恥ずかしそうに彼女が立っていて、「これ、イースター、イースターだから、イースター・エッグ」 と言って、小さな紙袋を差し出してくれたのです。「わあ~!ありがとう!!」 と私が受け取ると、「Have a nice Easter!」 と言って去って行ったのでした。いや~かわいい。イースターのシンボルはうさぎとひよこで、うさぎはイースター・エッグを届けに来てくれるんだそうですが、もう本当にそんな感じでした。この日はお天気も良くて、太陽の下でちょっとはにかんで微笑んでいるその姿は、イースターのうさぎさんそのもの。
ちょっとこんな感じ?すっかり幸せな気持ちにしてもらいました。
さて、いただいたプレゼントですが、”Happy Easter!” のカードが付いたかわいい紙袋を開けると (イースターということでピーター・ラビット登場)・・・
大好きなリンツ (Lindt) のチョコレート!
色とりどりのチョコレート・エッグと、イースター・バニー・チョコです。何かお返しをしなくては・・・。
さて、最近、ソファの片隅に、ぬいぐるみを置いています。いつもはベッドルームに置いているのですが、生徒さんが喜ぶかなと思って一度置いてみたら自分で気に入ってしまって、そのまま置いておくことにしました (笑)。
ピアノを教えるのはすごく楽しいし、自分自身や人生に対してポジティブになれるので、大好きな仕事なのですが、それでもやはり疲れたり、ごくたまにですが、(表には出しませんが) いらいらしたりため息がつきたくなることもあります。そんな時、ちらっと横目でソファの隅に目をやると、ふっとなごむんですよね (爆)。週ごとに入れ代わりで私を励ましてくれるぬいぐるみ達。先週はイースター前ということでうさぎでしたが、その前はトラの子達でした。
現在、イギリスの学校はイースター・ホリデーのため、数週間お休みです。いつも思うのですが、ほとんどの子供達、特に小さな子供達は、学校が休みの期間の方が、ピアノのレッスンでの態度が数段良いんです。学校が休みなので普段より家で練習する時間がある (練習してくるとレッスンが必然的に楽しくなる) ということもあるのですが、それよりももっと根本的なところで違いがあると感じます。まず第一に、楽しそう、幸せそうだし、エネルギーに満ち溢れている。そして、レッスンでの集中力も高い。
けっこう新しい生徒さんで、集中力がなくてちょっと手を焼いている子がいるのですが、この子もイースター・ホリデーに入った途端、ぐっと集中力が高まって、ものすごく良いレッスンができるようになりました。まだ小さい子なので仕方がないかな、辛抱強くやって行くしかないかな、と思っていたのですが、こういう劇的な変化を目の当たりにして、子供達が普段どれほど疲れているのか、ということを思い知った気がします。この子は極端な例ですが、他の多くの子供達にも明らかにその傾向が見られます。イギリスの義務教育が始まるのは5歳。その前にレセプションという期間が1年あるので、4歳から学校に通い始める子も多いです。学校ではもちろん学ぶところもたくさんあるとは思うのですが、休みの間との子供達の態度の違いを見ると、ちょっと切なくなります。


























