ドラッグをめぐる問題
イギリスでは、カナビス (大麻) をめぐる論争が耐えない。つい最近も、カナビスが Class C に留まることになったということについて、様々な意見が交わされていた。イギリスの違法ドラッグは、Class A、B、C とランク付けされていて、一番危険とされ刑罰が重いのが Class A で、次に B、C と続く。カナビスは数年前に Class B から C に格下げされて、最近また B に戻すという案があったのだが、結局 C に留まることになった。そのことについて、「Class B に戻すべきだ」 という人もいれば、「Class C のままで良い」 と言う人や、「カナビスは合法化すべきだ」 という人までいる。
こうした論争が起きる原因のひとつは、カナビスの人体に与える作用が、医学的にまだ全て明らかになっていないことにある。カナビス反対派の強い意見として、「カナビスは精神疾患、特に統合失調症を導く怖れがある」 というものがあるが、これも確固とした証拠があるわけではなくて、これに反対する意見としては、「精神疾患の患者は、カナビスを服用すると精神的にリラックスできる」 というものがある。すなわち、「カナビスが精神疾患と深い関わりがあると言われる理由は、カナビスの摂取が精神疾患を導くからではなくて、精神疾患を持つ人は精神を落ち着かせるためにカナビスを好んで服用することが多いためである」 という意見である。「イギリスでは60年代からカナビスの摂取量は増えているが、精神疾患の患者の量は増えていない」 という統計を基に、カナビスと精神疾患の関係を否定する意見もある。いずれにせよ、メンタルな (精神上の) 健康面においては、カナビス反対派の意見も合法化側の意見も、どちらも医学的に確かな証明がなされていない。「そこには何かしらの関係があるらしい」 というようなところ止まりである。フィジカルな (身体的な) 健康面においては、カナビスを摂取して病院に運ばれたとか、死亡したという例はこれまでに一件もない。それでカナビス合法化側としては、「害があることがこれほど明らかな煙草やアルコールが合法で、カナビスが違法であるのはおかしい」 ということになるわけである。
そもそもカナビスは、古くはイギリスや日本を含む多くの国で合法であり、薬草として鎮痛剤や鎮静剤に使われて来た。1920年代から30年代にかけて、アメリカがメキシコからの移民やアフロ・アメリカンに圧力をかける目的でカナビスを違法とすることに決めて、それを他の国にも適用させたのである。現在、カナビス合法化を訴える人達は、そんな conspiracy (陰謀) に満ちた歴史的背景に疑問を投げかける存在でもある。
私個人としては、カナビスそのものよりも、それがもたらす論争やドラッグをめぐる社会問題に興味がある。私はお酒が大好きだが、体質的にほんの少ししか飲めない。政府が推薦する適量など飲むと死んでしまうだろう。少量を飲んだだけで命取りになる体質の人だっている。週末に大声で騒いだり喧嘩をしたりしている酔っぱらいをみるたびに、心底うんざりする。アルコール依存症に苦しんだ友人や知り合いが身近に3人いる。煙草にしても、そのパッケージには “Smoking kills” と書かれるほど身体への害が明らかになっているし、周りにいる人の身体にも害を与える。そんなアルコールや煙草と、一部の人に精神疾患をもたらす可能性があると言われるカナビスと、一体どこが違うというのだろう?
アディクティブ (依存性) という面でも、カナビスは煙草やアルコールはもちろん、カフェインに比べても依存性が低いし、禁断症状も起きない。もちろんカナビスを習慣的に摂取する人はいるが、それはどちらかというとケーキなどに似た習慣性である。脳が 「あれはおいしかったな (気分がよかったな)」 ということを記憶していて、また食べたい (摂取したい) と思う程度で、それを絶ったからといって、いらいらしたり、手が震えたり、冷や汗が出たり、鳥肌が立ったりという身体的な禁断症状があるわけではない。
私は数年前までカフェイン中毒のジャンキーで、カフェインなしには頭も身体も働かない日々を長年送っていた。ある日、カフェインを止めることを決意したのだが、その生活に慣れるまでは、脱力感や眠気を感じたりいらいらしたりして、大変な思いをした。カフェイン依存症を克服して数年後、一度だけコーヒーを飲む機会があり、その時は激しい動悸と目まいと腹痛と手の震えを感じ、冷や汗まで出て、「これは立派な合法ドラッグだ」 と怖ろしく思ったものである。アルコールや煙草の依存性については、今更言うまでもない。こんなに依存性の高いドラッグが合法で堂々と売られているのに、依存性の低いカナビスがここまで叩かれるのはおかしい、という合法化側の言い分は筋が通っているような気がする。
私は何も、「みんなでカナビスを吸いましょう」 と言いたいわけではない。カナビスを合法化して摂取したいという理由で、こんなに長い文章をこつこつと書いているわけでもない (だいたいそんなに暇でもない)。ただ、カナビスを弾圧して違法とする社会には、陰謀と矛盾と違和感を感じずにはいられないのである。そこには何かしらの胡散臭さがあるし、ある種の悪意と危険さえ感じる。煙草もアルコールも、健康を害するリスクを背負ってまでも吸いたい人は吸えばいいし、飲みたい人は飲めばいい。それは (一定の年齢を超えれば) 政府が決めることではなく、個人の選択なのである。どうしてそれがカナビスには許されないのだろう?アルコール中毒になったり、喫煙で肺癌になったり、酔っぱらって公共の場で醜態をさらすのが許されて、家で静かにカナビスを吸って、リラックスして一日の疲れを癒すことがどうして許されないのだろう?どうしてそこには個人の選択の自由が与えられないのだろう?その理由のひとつは、ある種のメディアが報道するカナビスについての根も葉もない情報 (例えば、カナビスは人を凶暴にさせ、理性を失わせ、殺人者にさせる、依存性が強い麻薬であるなど) にあると私は思う。そういう場では、カナビスが持つ医療効果などのポジティブな可能性が語られることは全くない。人の理性を失わせ暴力的にする効果は、カナビスよりアルコールの方が高いことも語られない。カナビスは悪だという記事ばかりを、証拠もないままにでっちあげて書くのである。そんなのは公正じゃないし、真実とかけ離れている。しかし、そういう情報は、モラルを重んじる排他的な人々に喜んで受け入れられるのである (そして、そういう人達は、私の書くこのような意見は頭から批判して聞き入れず、反社会的行為だとして怒り狂うのだ)。
国やメディアの言うことをそのまま鵜呑みにするのでなく、「ちょっと待てよ、これはおかしいんじゃないか」 と立ち止まって考えてみるのは、とても大切なことではないだろうか。Daily Mail (イギリスの右翼的ゴシップ新聞。保守的なミドル・クラスの読者が喜ぶような記事ばかりをでっちあげて書くことで有名。人種差別色も強い。) に代表されるイエロー・ジャーナリズムに書かれた記事をそのまま信じ込んでいるようでは、メキシコからの移民やアフロ・アメリカンを 「麻薬を吸う悪い人間達」 と報道して弾圧した70年前のアメリカ政府と (そしてそれを頭から信じ込んだ市民と) 何ら変わりがないではないか。カナビス合法を唱える人々の多くは、そういうことを言いたいのだと思う。彼らは 「カナビス = 法律で決められた悪、反社会的な悪」 として蓋をしてしまう社会に疑問を感じているのである。メディアの流す根拠のないゴシップを、何の疑問も持たずに鵜呑みにしてしまう社会に危険を感じているのである。
もちろん、全ての人がドラッグなしで幸せに生活できるようになるに越したことはない。しかし、どんなに上から圧力をかけても、ドラッグを求める人は何時の世にも存在するし、規制を厳しくすればするほど、それを闇で売りさばくシステムが力を増していく。人々が 「ドラッグ撲滅」 と叫んだだけでは、政府が規制を高めただけでは、絶対にドラッグによる問題は解決しないのである。そうした圧迫はブラック・マーケットという歪みを社会に生み出すこととなり、ドラッグをめぐる紛争や殺人、ドラッグを買う金を作るための盗みや売春、オーバードーズによる死、注射針の供用によるウィルス感染、ホームレスなどの問題を生み出して行く。「ドラッグは社会にとって大きな損害だから違法であるのが当然で、もっと規制を高めた方がいい」 と簡単に言う人達は多いけれど、そういう人達はこうした現状をきちんと考えたことがあるのだろうか。「臭いものには蓋」 の考えでは、根本的な問題はいつまで経っても解決しないのである。
私は、カナビスに限らず、ドラッグによる問題を本当に解決するには、合法化しかないと思う。カナビスは煙草やアルコールと同様に年齢制限と課税をして売って (オランダのようにコーヒー・ショップを作るという手もある)、 他のハード・ドラッグは処方制にする。依存症の人には無料でコンサルトできる場所と機会をきちんと用意して、ハード・ドラッグがどうしても必要な人は、医師の指示によって使用できるようにする。ドラッグが違法である今、売られているハード・ドラッグは混合物が入っていることが多くて、純度が一定しない。オーバードーズは、純度の高いハード・ドラッグを、それと知らずに純度の低い物と同じ勢いで摂取して起こることが多い。処方制にして医師の指示通りに使えば、オーバードーズによる死はなくなるはずだし、注射針の供用によるウィルス感染もなくなるはずである。
理論的には、ドラッグが安く簡単に手に入るようになれば、ブラック・マーケットは力を失い、犯罪もずっと少なくなるはずだ。もちろん、合法化によって予想もしない新たな問題が生じるかもしれない。こればかりはやってみないと想像がつかない。合法化には医療システムの改善が必要だし、それには費用もかかる。けれど、現在のブラック・マーケットが社会にもたらしている損害と、それに対して私達が支払っている代償 (例えばブラック・マーケットがらみの問題を解決するのに使われる税金) を考えたら、総体的にはずっと安く済むはずだし、リスクを背負う価値はあるはずだと思う。
「合法なんかにしたら、今までドラッグをやらなかった人達や子供達がドラッグをやりはじめて大変なことになるんじゃないか」 と言う意見もあるかもしれない。でも、私は合法になったからといってヘロインやコカインををやってみたいとは思わないし、多くの人達だってそうであると思う。合法化した途端に、人々が一斉にドラッグをやりはじめるとは想像がつかない。ドラッグをやりたいと思えば、違法である今だってかなり簡単に買うことができる。合法だろうが違法だろうが、Class B だろうが C だろうが、ドラッグをやる人はやるのである。それをしないのは、ほとんどの人の場合、「違法だから」 というよりも 「興味がないから」 とか 「危険だから」 とか 「依存症になるのが嫌だから」 という理由による選択なのではないだろうか。そして政府は、そういう個人の選択をもっと信頼すべきではないだろうか。子供達にしても同じである。どう見ても未成年だろうという子供達が、公園などで煙草を吸ったりアルコールを飲んだりしている姿を見かけることがある。カナビスの匂いが漂ってくることさえある。そういうのを見ると、私の心は暗くなる。しかし、それが現実なのだ。合法だろうが違法だろうが、やる子供達はやるし、やらない子供達はやらないのである。そんな世の中で、ドラッグを合法にすることのデメリットがどこにあるというのだろう?
「カナビスは他のハード・ドラッグを始めるきっかけになる」 と言う人も多いが、この問題もカナビスを合法化させることによって、かなり改善されるはずである。カナビスが違法である今、手に入れるためには特定の売り手と取引しなければならず、そうした売り手の中には他のドラッグを扱っている者もいる。ハード・ドラッグとの接点ができても不思議はない。また、学校で 「ドラッグは危険だ」 と教わった子供達が、カナビスを吸う機会があったとして、「なんだ、ドラッグは危険だって教わったけど、カナビスなんてちょっと気分がよくなっただけだった。アディクト (依存症) にもならなかった。他のドラッグも大丈夫なんじゃないか」 といって、ハード・ドラッグを始めることだってあり得る。もしカナビスが合法で、煙草やアルコールと同じように他のハード・ドラッグと明確に区別されて売られていたとしたら、「カナビスがハード・ドラッグの入り口となる」 という問題は、ぐっと減っていくはずである。現にオランダでは、カナビス合法化の後、ハード・ドラッグを使う人が減ったという統計があるではないか。
ドラッグを合法化するというやり方は、スイスやオランダなどの先進国では常に考慮されている問題であるし、その一部はすでに取り入れられている。彼らは、頭から押さえつけただけでは問題は解決しないし、真に住み良い国を作るには、ドラッグを合法化していくしかないと気づいたのである。それに比べてイギリスのドラッグに対する規制は、年々厳しくなっていくばかりだ。加えて、イギリスの国民医療サービス (NHS = National Health Service) は癌の患者でさえもすぐに治療を受けられずに待たされるというのが現状だから、ドラッグの合法化に必要な医療システムを作るのは、夢のまた夢である。どんどん退化していくように見えるこの国の将来は、一体どうなるのだろうか。
経済のブログ のコメント
5月 19, 2009 に 11:53 pm
こんにちは。
私もマリファナより煙草や酒のほうが人体への悪影響と依存症は高いと思いますが、UKは内情が複雑なのでまた何とも言えませんが、それでもやはりやめたほうがよろしいのではないかと思います。
あくまで持論ではありますが、単純に言って人間は「快楽に弱い」と思います。
日本人のように集団体制を強制されてきた民族でさえ、苦労や我慢には強いですが、それでもやはり快楽や堕落(腐敗)には弱いです。
よくテレビとかでオランダ人が大量のマリファナを日本のヤクザに渡そうとしていたりするのも見かけたりしますので、大麻を合法化させるとUKだけの問題では済まなくなるのではないでしょうか?(最近、日本のロシア人相撲取りもマリファナを稽古部屋に持ち込んで騒ぎになりましたし‥)
現在、酒や煙草の第三者への被害や事件も急増していますし、自己の責任と裁量でやれるうちはいいですが、その保障がやはりどこにもないです(あっても根拠が薄いかと‥)。
日本に関してはなら、正直、できることなら酒や煙草も規制して欲しいと考えてるぐらいです(むろん、合法化させたい意味もよく分かるんですが‥)。
>合法化しかないと思う
>依存症の人には無料でコンサルト
オランダではハードドラッグ撲滅の為に確かマリファナクラスは合法なんでしたっけ。
福祉国家ノルウェーの首都オロスでも薬物汚染がひどくて、被害を最小限に食い止める為に無料で受けられる治療施設や注射針をタダで取り替えてもらえる(感染症予防)制度があるという報道をみたことがあります。
まぁ、北欧の福祉国家はそのぶんえらい税金が高いですが‥。
>私は合法になったからといってヘロインやコカインををやってみたいとは思わないし、多くの人達だってそうであると思う
いやぁ‥どうでしょうね(^_^;)
貴殿はそうであっても、遊び感覚でめり込む馬鹿どもが大勢いると思います。
日本ですらパチンコ依存症とかひどい有様ですから。。。
>理論的には、ドラッグが安く簡単に手に入るようになれば
個人的には、人体への影響が少なく、依存症の少ない、精神安定剤(合法ドラッグ)とか作れないかなとか思うんですよね‥。
国営化させて販売すれば貴重な税収にもなるでしょうし、カナビスを合法化させるかどうかのよい前実験にもなると思います。
>政府は、そういう個人の選択をもっと信頼すべきではないだろうか
一理あると思いいますが、その為には高い倫理や教育が要求されると思います。
でないと日本みたいにただの「放任主義」になってしまうかと‥。
>ドラッグを合法にすることのデメリットがどこにあるというのだろう?
「悪貨は良貨を駆逐する」というグレシャムの法則が御座いまして‥
麻薬問題は薬物だけに留まらず、仰りますように社会的問題・政治的問題・治安的問題が複雑に絡み合っておりますので、慎重に観察せねばならないというのが具申で御座います。
Yuki のコメント
5月 20, 2009 に 12:39 pm
>経済のブログ様
こんにちは。
人間は快楽に弱いものだというのは、カナビス合法化を訴える人達の間でもよく言われることです。彼らはだからこそ合法化すべきだと考えます。違法にしても快楽を求める人はなくならないので、闇市場がのさばるだけだと考えるからです。アメリカの禁酒法だって、密造酒や密売、非合法の酒場、ギャングやマフィア同士の抗争による治安の悪化、ギャングによる禁酒法の執行官の買収など、収集がつかない事態になりましたよね。頭から押さえつけても、絶対にそういう問題はなくならないんです。まして、大麻は植物で自然の中にも普通に存在するわけですが、それはどうやって取り締まるのでしょう?
それから、大麻に反対する保守派の多くは、ピューリタン的考えが強いというか、快楽を求めること自体を悪だ堕落だとする傾向が強いと思います。私は正直に言って、快楽を求めることが悪いことだとは思いません。コントロールさえできれば、快楽のある人生の方がずっと楽しいと思います。そしてコントロールできるかできないかというのは、合法であるか非合法であるかとは別の問題だと思っています。酒 (合法ドラッグ) に溺れてしまう人もいれば、カナビス (非合法ドラッグ) をたまに吸うだけにとどめている人も大勢いるということです。
>オランダ人が大量のマリファナを日本のヤクザに渡そうとしていたりするのも見かけたりしますので、大麻を合法化させるとUKだけの問題では済まなくなるのではないでしょうか?
これは、非合法だからこういう問題が起きるわけです。酒や煙草のようにきちんと管理されれば、わざわざオランダまで行って闇ルートで手に入れる必要がなくなります。よかったら、こちらの 「ドラッグをめぐる問題 - オランダの場合」 という記事も読んでみてください。オランダ人だって外国からドラッグ目当てでやって来る人達には迷惑しているんです。
http://yukipiano.wordpress.com/2008/12/04/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E5%95%8F%E9%A1%8C-%EF%BC%8D-%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%AE%E5%A0%B4%E5%90%88/
>貴殿はそうであっても、遊び感覚でめり込む馬鹿どもが大勢いると思います。
これにはきちんとした教育と情報が必要となります。日本ではメディアなどで、大麻は 「恐ろしいものである」 としてだけ攻撃され、それ以外の正しい情報を報じられることがないので、大麻とヘロインの危険性の違いもわからない人が多いのではないでしょうか。そういう恐怖を煽るいいかげんな情報を与えているだけでは合法化は無理です。
>人体への影響が少なく、依存症の少ない、精神安定剤
私、そして多くの合法化を望む人々は、これこそがカナビスだと思っています。アメリカ政府の陰謀で非合法となる前までは、日本を含む多くの国で薬草として使われていたわけですし。精神安定剤が良くてカナビスがいけない根拠はどこにあるのでしょう?
>悪貨が良貨を駆逐する
これは、カナビスが 「悪」 であることが前提の考えですよね。でも私は、カナビス自体が悪いものだとは思わないんです。日本では非合法のため捕まってしまうと大変なことになるので、やはりやるべきではないとは思いますが、身体的害も依存性も本当に低い物であるわけですし。日本で誰かがカナビスを吸ったとか所持していたということが問題になると、ものすごい攻撃をされますよね。あの見せしめにするような攻撃の仕方は恐ろしいし、捕まってしまった人達は気の毒だとも思います。
コメントありがとうございました。
me のコメント
8月 4, 2009 に 1:00 pm
こんにちは。
同じようなことを考えていた事があったので、通りすがりですがコメントさせて頂きます。
まったく、合理的でvalidなご意見だと思います。
とても論理的で上手な文章を書かれますね。
私はカリフォルニアに住んでいるのですが、
CAではまだマリファナの完全なリーガライズには至っていません。
(ご存知かもしれませんが、州議会で却下されたようです。マリファナでの税など、かなり具体的な案が出されていました。CAは赤字で財政が大変なようで、結果、囚人の何万人かの解放という策が採用されました。軽い刑の人かららしいですが、本当にそちらの方がどうかと思います。解放される人の中にはドラッグディーラーなどもいたでしょう。まったくおかしな決断です。)
しかし同時に、医療マリファナは認められていて、
買おうと思えば、誰でもほぼ自由に購入できる状況でもあります。
プレスクリプションは必要ですが、ほぼ誰でももらう事ができます。
話が少しそれてしまいましたが、、、
私もマリファナについて、成分や効果、サイドエフェクト、歴史などを
たくさんリサーチしてきました。
日本の大麻に関する現状をみて、ほんとうに正直な意見だと、
遅れているといわざるを得ません。
あなたが言われていたように
びっくりするような嘘まで書かれてたりしますよね。
あなたのような考えの人がもっとたくさん増えるといいなぁと思いました。
しかし、一度海外に行ったりして実際に現状等を肌で感じないと
なかなか気づくのは難しいのかもしれませんね、、。
個人的な意見ですが
節度ある嗜み方をすれば何の問題も無いように思われます。
お酒と一緒です。むしろお酒より安全な気さえします。
法律も、節度ある楽しみ方を個人個人ができるように、
非喫煙者への考慮も含めた上でパブリック上のルールとして設定すべきだと感じます。
弾圧するためではなく。
ただしかし、怠惰な人々を作り出すという気はします。
記憶力等も少し、シャープな感じではいられなくなるような気もします。
ですがこれも、節度ある楽しみ方をすれば問題ないと思うのです。
アルコールと一緒で、
アル中になるまで飲むといけないってことですよね。
でもきっと、日本ではしばらく合法にはならないでしょうね。
カリフォルニアででもきっとそうです。
yahooアンサーで、核心を突くような意見を発見しました。
いつも疑問に思っていた事が、わかったような気がします、もしよければご覧下さい。
下にコピペさせていただきます。
もし、既にご覧になっていたら申し訳ございません。
Q依存性のある煙草は合法なのに大麻などのライトドラッグはなぜ違法なのでしょうか?
A天下りができ、税金が取れます。また高齢化対策もあるようです。喫煙者の多くは働いて働いて、ちょうど年金が貰える頃にがん等が発病し死んでいきます。とりあえず煙草を吸い続け健康になることはありません。長い年月をかけて体が悪くなります(ここがミソ)。覚せい剤やシンナーは短期間で体に異常がでるため若い頃に死なれたり発病しては国は税金がとれなくなってしまいます。国民を働かせないと税金はとれません。税金がとれないと公務員や議員、官僚など、お役人様は給料や年金がなくなって、おまんまが食えなくなってしまいます。ということで煙草は本来、国民には不必要だが国には必要なものなのです。働かせ、税金を取り、年金支給前に死ぬ(寿命が縮む)と国は一番良いらしいです。大麻などのドラッグは労働力を損なわせます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14686694
長くなりましたが、
あなたのような見解を持っている人はとても貴重で大事だと思います。
ブログをたくさんの人が目を通されるといいなと思いました。
応援しています!
Yuki のコメント
8月 4, 2009 に 6:34 pm
>meさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
私も実は、日本にいた頃は、大麻も他のハードドラッグも同等に、「恐ろしいもの」 だと思っていました。「よくわからないけれど、いけない物だ」 と。でも今になって思うのは、本当に恐ろしいのは、「正しい情報を与えられないこと」 や、「メディアの流す情報を鵜呑みにしてしまうこと」 だと思います。
私自身は常用しているわけではないので、大麻が合法でも非合法でも、実際の生活にあまり支障はありません (選択の自由は常にあってほしいとは思いますが)。それでも、きちんとした情報を与えずに禁止する国のやり方や、それに対して少しの疑問も感じない国民というのは、やはりどう考えてもおかしいと思います。
「怠惰な人々を作り出す」 とmeさんが書かれているように、yahooアンサーの 「労働力を損なわせる」 というのは、たぶん真実でしょうね。カナビスでトリップしている時に、「国や会社のために身を粉にして働こう」 などとはまず思わないですものね (笑)。私もそこが、大麻が現在でも違法とされる、一番の理由だと思っています。国としては、今まで嘘をついてきたことがばれてしまうのはまずいし、国民には快楽など与えずに、ストイックに働いてもらわなくては困るのではないでしょうか。