Twin Peaks 終了
うちにはテレビはないし、私はオリンピックにもスポーツ観戦にも特に興味がないので、オリンピックは私の生活には全く影響なしに終わりました。世間がオリンピックで盛り上がっていた中、ひとり時代遅れに、ツイン・ピークスで盛り上がっていた私であります。
以下、ネタばれありです:
先日、全て見終わったのですが、未完成さをひしひしと感じるエンディングでしたね、、、。リンチはシーズン3を作るつもりだったはずが、視聴率の低下から番組が打ち切りにされたということは知っていたので、まあ覚悟はしていたものの、予想以上に辛い終わり方でした。何が辛いって、「リンチはシーズン3を作る予定だったのだから、、、」 という思いが邪魔をして、自分なりの結論を出せないところが辛いです。例えば、あのエンディングでは私はオードリーは死んでしまったのだと思うのですが、シーズン3が存在したとしたら、彼女は生きているだろうと思うのです。実際に作られたシーズン2までで終わりとするべきか、シーズン3が作られる予定であったことも考慮して結論を出すべきか、考えがまとまらないのであります。
それから、「ツイン・ピークス」 は他のリンチの作品に比べて、ちょっとわかりやすすぎるかなあ、という気もしました。ブラック・ロッジやボブの存在についての説明が明快すぎて (更にシーズン2で打ち切りという、あんな終わり方になって)、ただのホラー映画のような筋書きになってしまったのが残念。リンチの作品は難解なものが多いですが、見る者がそれぞれの解釈をして、それぞれの結論を出すことが可能で、それが彼の作品の大きな魅力でもあります。最新作 (2006年製作) の 「インランド・エンパイア (Inland Empire) 」 なんて全くわけわかんないですけど、私はわからないなりにも自分なりの結論を出して、すーっと理解することができました。
まあ、「ツイン・ピークス」 はテレビドラマということもあって、大衆向けに話を進めていかなくてはならない部分も多かったのだろうと思います。リンチ自身はローラを殺した犯人を最後まで明かさないつもりでいたのが、「一体いつになったら犯人を明かすんだ!」 と視聴者がだんだん怒ってきたので、スポンサー側がリンチに犯人を明かすことを強いたりしたらしいです。犯人がわかった後、物語の方向性がはっきりせずにぐだぐだになってしまっているのは、そういう理由があるようです。
残念だなあと思うところも色々とあったのですが、赤いカーテンや踊る小人やドッペルゲンガーなどの、リンチらしい演出はやはり素晴らしいと思いました。今晩は劇場版 「ツイン・ピークス~ローラ・パーマー最期の7日間」 を見る予定です。
関連リンク
>Twin Peaks
>David Lynch
