マイケル・ジャクソン R.I.P.
昨晩、パブでこのニュースを耳にした。友達と話していたら、私達のテーブルに見ず知らずの人がやって来て、「話中、ごめんね。マイケル・ジャクソンが死んだんだって。」 と言って、一同騒然となったである。えーっ!ウソだろ!というのが全員の最初の反応で、それから、「ひどく残念だ。彼の家族に同情する。」 と言う人がいれば、「俺には子供がいるんだ。あいつのやったことは許せん。死んだってなんとも思わない。」 という人がいて、それに対して 「彼は嵌められただけて、本当は何もやっていない。」 と言う人もいる。「ジャクソン・ファミリーの人生はみんな滅茶苦茶だ。その中でもマイケルはまともな方だった。」 と言う人もいた。色々な意見が飛び交う中で、マイケル・ジャクソンなんか大嫌いだという人も含めて、一同が同意したのは、「マイケル・ジャクソンは素晴らしいミュージシャンで、エンターテイナーだった。」 ということである。

私ももちろん、これには同意である。スキャンダルの多かった彼の人生だが、そのどこまでが真実だったのかはわからない。もしかしたら、本人さえもわかっていなかったのかもしれない。こうして人生を終えることによって、やっと心の平安を得ることができたのかもしれないなどとも思う。何れにせよ、素晴らしい才能をもった少年の人生の歯車がどこかで狂ってしまったことは確かなようで、それはひどく悲しいことである。
うちのカレー
時々、無性に食べたくなるもの。カレーライス。カレーは、イギリス料理と言ってもよいくらいイギリスでは一般的な食べ物である。たまにインディアン・レストランで食べたりテイク・アウェイしたりするのはおいしいけれど、カレーも一緒に食べるナンやライスも、かなり油の量が多くてギトギトしている場合が多いので、カレーはやはりうちで作って食べるのが好きである。シャバシャバしたインドの本格カレーや、今や北海道名物となりつつあるスープカレーなども好きだけれど、私が一番好きなのは、炊き立ての真っ白なご飯といただく、とろりとしたあの昔なつかしい日本のカレーである。
さて、うちのカレーは、各種スパイスとベジタブル・ストックで味付けをして、パン粉でとろみをつけて作る。かなり邪道であるが、これがなかなか美味である。たっぷりの玉ねぎとにんにくをバターで色がつくまで炒め、好みの野菜とたんぱく源 (豆類、ベジ肉など) も加えて炒めたところに水をいれ、煮立ったらあくをすくい取る。スパイス (今回はマドラス・ブレンド、クミン、コリアンダー、ターメリック、チリ・パウダー、ココア・パウダー)、粉末ベジタブル・ストック、塩、酒、フードプロセッサーですりおろしたりんご、隠し味に醤油とマーマイト、フードプロセッサーでパン粉状にした食パンを加え、弱火で煮込むだけ。入れる野菜やスパイスはその時によって毎回違うのだが、大目の玉ねぎとにんにくをじっくりと炒めることと、りんごを入れることだけはいつも欠かさない。

スープ・ストックも中に入れる具も、野菜しか使わないので、あっさりとしたカレーである。今回は辛いカレーが食べたいというリクエストが夫からあり、チリ・パウダーを多めに入れた辛いカレーを二人でふうふう、ひいひい言いながら食べた。
忌野清志郎を偲ぶ - その6 ・ 彼女の笑顔
昨日は私の35回目の誕生日。35歳というのは、私の最初の夫が死んだ歳で、自分がその年齢になるというのは、ちょっと感慨深いものがあります。死んだ子の歳を数えるとはよく言いますが、私は死んだ夫の歳は数えない。私の中での彼の時間は、35歳のままストップしています。
さて、昨日は夫と彼の家族、友人達のおかげで、素晴らしい一日となりました。私は夕方に仕事がひとつ入っていたのですが、その合間を縫って、友達が遊びに来てくれたり、散歩に出たり (幸運なことにお天気でした)。 夜は夫の家族とベジ・フレンドリーなかわいいレストランで食事をして、その後、義母の手作りケーキでお祝いをしてもらいました。私は幸せ者です (泣)。みなさんどうもありがとう。毎年のことですが、ケーキを囲んでみんなが歌を歌ってくれて、ろうそくを吹き消す瞬間は、じ~んとしてしまいました。メイク・ア・ウィッシュ。大好きな人達に囲まれて、私が祈ることはたったひとつしかありません。


それほど料理が得意なわけでもないのに、おいしい朝ごはん (レモンといちごのパンケーキ) と昼ごはん (チーズとマッシュルームのパンケーキ)、更にケーキまで作ってくれた夫には、特に感謝しています。ケーキは前日に何時間もかけて作っていて、「何をそんなに時間をかけて作っているんだ?」 と思っていたのですが、当日になってびっくり!ストロベリー・ショートケーキでした!私が 「いちごショートケーキが食べたいなあ。」 といつもぼやいているのを聞いて、レシピを探して作ってくれたのであります。お菓子作りなんてほとんどやったことのない人がストロベリー・ショートケーキだなんて、そりゃあ時間もかかるはずだわ。スポンジはふくらみが足りなくて、見かけもちょっとひしゃげていたけれど、私には彼の気持ちがとてもうれしくて、目を潤ませておいしくいただいた、最高のケーキ。

そんな幸せな一日、私の頭の中では、清志郎の 『彼女の笑顔』 という歌が鳴り続けていたのでした。「忌野清志郎を偲ぶ - その2」 で紹介した、『Memphis』 というアルバムに入っている曲です。愛 (なんて言葉を使うとちょっと照れるけれど。) や人生について考える時の私の価値観にぴったりとくる、大好きなナンバーです。
>彼女の笑顔 - 忌野清志郎 with Booker T. & the MG.’s
結婚の意味というのは人によって違うものだと思いますが、私が夫と結婚したのは、生活の安定を求めていたからでも、養ってもらいたかったからでも、30歳を超えてあせっていたからでも、子供が欲しかったからでも、前の夫の死によって自暴自棄になっていたからでもなくて、彼とひとつの家族になって、人生を一緒に歩んで行きたいと思ったからに他なりません。彼と一緒なら、私の人生は数倍幸せなものになるだろうと思ったし、私も彼をもっともっと幸せにしたいと思った。ただそれだけだったのであります。そんなことを改めて感じた35歳の誕生日でした。
夏!
嵐のような天気が続いていて、今年もイギリスに夏は来ないのか・・・と半ばあきらめていたのですが、来ました!夏!夏服に身を包み、散歩をしたり、庭に椅子を出して読書をしたり・・・。眩しく日差しの射すキッチンで、汗をかきながらする料理もまた気持ちが良い。太陽の光は私のような小さな者の上にも平等に降りかかり、幸せをもたらしてくれるのであります。
私の知り合いに、雨が降るたびにイギリスの天気に不平を言うロシア出身の人がいます。私も同じ外国人のよしみとして、「今日もまたブリティッシュ・ウェザーだわねえ。」 などと冗談交じりに言ったりしているのですが、その彼女は数日前に会った際、「暑すぎる」 とまた不平を言っていました。うーん、一体、この人が満足することはあるのだろうか。

気持ちの良い天気ですが、イギリスのことなので、いつまで続くかが問題です。天気予報によると、とりあえず明後日までは持つみたいなので、明日もまた、夏を満喫したいと思います。