The Old Duke Jazz Festival
The Old Duke というパブについては以前書いたことがありますが、今週末はそこでジャズ・フェスティバルが行われています。週七日毎晩、ライブ・ミュージックが演奏されるこのパブ。年に一度のフェスティバルの週末は、外にステージを構えてお昼から夜中までライブ演奏が繰り広げられます。
昨日は幸運にも天気が良くて、最高のフェスティバル日和。私も気晴らしに行って参りました。お昼過ぎに行ったら、もうすごい人で賑わっています。パブの前のストリートは人でいっぱい。イギリス人て、ほんとフェスティバル好きです。私もこういうのは大好き。外で音楽を聞きながらビールを飲むのは確かに楽しいです。夜になると更に人が増えて、フェスティバルが終了する頃にはものすごいことになっていました。このフェスティバルは毎年行われて人気のあるイベントなのですが、ここまで賑わったのは見たことがありません。今年は屋台もたくさん出て、例年よりも規模が大きかったです。
演奏は各バンド90分のセットで、しっかりとした聞きごたえがありました。一番よかったのが、レゲエ、スカ、ファンク、ジャズ、それにヒップホップも少し混ぜたような演奏をするバンド。すごくかっこよくて、かなり真剣に聞き入ってしまった。そして最後はイギリスの誇るブルースマン、エディー・マーティンのバンドの演奏でフィナーレ。土曜日 (昨日) から始まったこのフェスティバルは、月曜日 (イギリスは8月最後の月曜日はサマー・ホリデーで休日) まで続きます。


私はこのフェスティバルの後、近くのクラブで演奏していたうちのバンドのドラマーを応援しに駆けつけました。7ピースのファンク・バンド。ベースとドラムとギターが作り出すグルーヴに乗るオルガンとホーン・セクション。かっこいい。
楽しい一日だったのですが、また寝るのが遅くなってしまいました。このところちょっと訳あって、朝型 (といっても目標は9時起床) の生活に切り替えようと思っていた矢先に、思いっきり夜型の生活をしてしまったのでした。今日からまたがんばろう。。。
くまのミニチュア・ティーセット
今回の旅の収穫。高速のサービスエリアの売店で見つけた、”Porcelain Tea Set”。くまの絵がついた、ミニチュアのティーセットです。子供向けのおもちゃコーナーにあったものですが、くま好きの私は見逃さなかったですよ。お皿とティーカップが4組、それにティーポット、シュガーポット、ミルクピッチャーがついています。大きさはお皿が直径3cm、カップが高さ1.5cmほどという小ささですが、本物の磁器です。これがセットでたったの99ペンス。これは絶対に買わねば、ということで、喜び勇んでレジへ向ったのであります。
パッケージに入ったものを見ると、やはりさすがにちゃちですが、取り出してテーブルの上に並べると・・・か、かわいい・・・・。99ペンスというだけあってよく見るとちょっと歪んでいたりしますが、そんなことはどうでも良いのです。ご満悦。


このティーセットには後日談があります。先日、親友の家に遊びに行ったら、彼の3歳になる娘が、これと全く同じティーセットを持っていたのです。彼女のものは、私のよりも全体に3倍ほど大きかったのですが、くまの絵もティーセットの内容も全く同じ。ちょうどカメラを持っていたので、「ほら~、見てごらん。おばちゃんもこれとおんなじの持ってるのよ~。」 とカメラに入っていた写真を見せたのでした。しかし、サービスエリアで偶然目に留めて買ったこのティーセットを、たった数日後に友達の家で目にするとは驚きです。シンクロニシティっていうのよね、こういうの。って、3歳児と同じもので喜んでいていいのか?(確かに対象年齢は3歳だった。)
リゾート・タウン、パーティー・タウン
週末、ブライトン (Brighton) へ行って参りました。夫の心の師であり友人であるハーモニカ・プレイヤーがアメリカからやって来てコンサートをするというので、彼に会いに行って来たのであります。私はブライトンは初めて。シーサイド・タウンだということと、セクシュアル・マイノリティに対してオープンだということくらいしか知識がなかったので、実際に行ってみてびっくり。なんとも賑やかなリゾート・タウン、パーティー・タウンではないですか。サマー・ホリデー・シーズン真っ盛り、しかも週末、更に翌日はゲイ・プラウド・パレードが催されるということもあり、街はやんやと賑わっておりました。
私はあからさまな観光地というのは苦手なのですが、ブライトンはなかなか素敵な雰囲気を持つ街だと思いました。中心街に行くと、小さなお店が軒を連ねるストリートが密集する地域があって、フェスティバルの出店のように賑わっています。こういう感じは私はけっこう好きで、ちょっとわくわくしてしまう。なんとなく竹下通りを彷彿させる感じもします (竹下通りが好きだというわけではないのですが)。


建物はきれいで、街並みも美しい。

下は有名なロイヤル・パビリオン。天気が最高に良かったということもあって、すっかりホリデー気分になってしまいました。

このロイヤル・パビリオンの公園で、ピアニカでバスキングしているお兄さんを発見。ドレッド・ロックスの彼は、スカを演奏していました。ピアニカ一本でスカかぁ~。やられた!しかも上手い。ということで、1ポンドをケースに落としました。私自身バスキングの経験があることもあり、良い演奏をしている人には必ずお金を渡すことにしています。みなさん、立ち止まってその音楽を聞く場合は、ぜひお金を入れてあげてください。

翌日は友人とランチの後、私と夫は別の街でギグの仕事があったので、早々とブライトンを発たなくてはなりませんでした。ゲイ・パレードも見逃してしまったし。次回はぜひ、もう少しゆっくりと滞在したいと思います。
Freddie & the Dreamers
毎度のこととはいえ、今日もこちらの人々の働きっぷりの悪さを痛感。その分日本にはない良い面もあるわけだし、フランスに比べたらまだずっとましだし、いちいち怒っていては身が持たないから、あまり腹を立てないようにしようとは思っているのですが、それでもたまにキレてしまうことがあります。電話だったのですが、相手のあまりに無礼で理不尽で横暴な態度に、「stay cool, stay cool 」 と自分に言い聞かせても、怒りで声が震えてきてしまう。こういうことがあると、精神的にすごく消耗するのはもちろん、時間の無駄でもあり、それもまた痛いです。
こういう時はこんな映像を見て、頭をアホにするに限ります。
>BBC Blue Peter 60s with Freddie & the dreamers!
数日前に夫が教えてくれたもので、私のツボにかなりはまりました。Freddie & the Dreamers って私は全く知らなかったのですが、イギリスではけっこう有名みたいですね。この映像はBBC の Blue Peter という子供向け番組に出演した時のもので、私はてっきり子供向けにこんな振り付けをして演奏しているのだと思ったのですが、実はそうではなくて、この人達はいつもこんな振り付けつきらしいです。こんなのもあります。疲れないんですかね?
>Freddie and The Dreamers – I’m telling you now
かなりアホっぽいですが、みんなスーツなところがイギリスっぽくていいですね。私は若い頃に、70~80年代のブリティッシュ・ロックにはまったことがあるのですが、その魅力のひとつはファッションだったと思います。スーツでロックもそのひとつ (この人達はロックとは言い難いですけどね・・・)。スーツなんて普段は好きでも何でもないですが、こういう使われ方をすると、なかなか格好が良いと思います。あの頃の (といってもほとんどはリアル・タイムで聞いていたわけではないのですが。) ブリティッシュ・ロックは本当に良かった。
これ (最初の映像) を見た日から、夫のいる部屋に用事があって行く時は、いつもこのステップで入って行く私であります。用事がない時も、このステップで部屋の前を行ったり来たりして、開いているドアの隙間からアピール。ああ、しつこい。
ベスト・ツーリスト、ワースト・ツーリスト
BBCのニュースから。
旅行会社 Expedia が世界中の4500のホテルに頼んだ調査で、清潔で、整頓ができ、礼儀正しく、静かで、不平を言わないということで、日本人観光客がベスト・ツーリストであるという結果が出たそうです。
ワースト・ツーリストはフランス人観光客で、けちで、無礼で、その土地の言葉を学ぼうとしないから、というのがその理由らしいです。私は観光客としてのフランス人とは関わったことがないので、へえ、そうなの?という感じでした。その土地の言葉を使おうとしないというのはイングリッシュ・スピーカーに多いことだと思っていたのですが、そうでもないのかな。
ベスト・ツーリストの順位は以下の通り。
1.日本
2.イギリス
3.カナダ
4.ドイツ
5.スイス
6.オランダ
7.オーストラリア
8.スウェーデン
9.アメリカ
10.デンマーク
イギリスが2位というのを見て驚いたのですが、記事を読み進めて納得。イギリス人観光客は、ヨーロッパではワーストなのだそうです。酔っ払って大騒ぎするということで嫌われているイギリス人。私もオランダやスペインで見ましたが、見ているこちらが恥ずかしくなりました。しかしそのイギリス人が、世界的には第2位というのは興味深いですね。素行の良いイギリス人はヨーロッパ以外に行くことが多く、アホなイギリス人はヨーロッパに行くことが多いということなのでしょうか。それとも、アホなイギリス人でも、ヨーロッパ以外の国に行くと行儀よく振舞っているということなのでしょうか。日本人は国内では酔って騒いでいる人達をよく見かけますが、海外ではそういえば、そういう日本人は見たことがありません。これもまた興味深いです。
Banksy vs Bristol Museum - その2
先日の続きです。
展覧会では、アニマトロニクスを使った作品を集めたコーナーがありました。アニマトロニクスというのは私は知らなかったのですが、ディズニーパークのアトラクションなどで使用されているロボットのことなのだそうです。今回のバンクシーのアニマトロニクスは、アニマル・ライツを訴えるものや、人間と動物の関係を考えさせるようなものが多くありました。
籠の中で青白くやせ細ったトゥイーティーを見た時には、思わず 「ああああ~~トゥイ~ティ~~」 と叫んでしまった私です。弱々しく目を開けたり閉じたりします。

檻の中で絵を描く芸術家のお猿もいました。目の動きや、呼吸に伴って動くお腹がとてもリアル。

こちらは、檻の中で化粧台に向って一生懸命に爪を磨いているうさぎ。咄嗟にかわいい!と思ったのですが、暫くして、これは動物を使って化粧品などのテストをすることの風刺なんだと気付いたのでした。化粧台の上には、たくさんの化粧品が散らばっています。

水槽に入ったホットドッグがパンの間から抜け出して、水を飲んでいるという奇妙な作品もありました。ホットドッグの動きが妙に繊細で、気味が悪かったです。

展覧会場以外の美術館内にもバンクシーの作品は散りばめられていて、これがまたおもしろかった。古典絵画がずらりと並べてある中に紛れて、バンクシーの皮肉たっぷりの絵が飾ってあったりします。色々な動物の剥製が見られる野生生物のセクションでは、こんなものもありました。
キツネ狩り解禁を訴える看板に血を想像させる赤いペンキを塗って、キツネの剥製の横に置いてあります。

展覧会自体もすごくわくわくしたのですが、こういったバンクシーお得意のゲリラ手法で演出された作品も、とてもおもしろかったです。
Banksy vs Bristol Museum - その1
ブリストル出身のアーティスト、バンクシー (Banksy) の展覧会へ行って来ました。バンクシーはグラフィティ (街中にする落書き) で有名になったストリート・アーティストで、ブリストルの街ではいたるところでバンクシーの作品を見ることができます。例えば、こういうの。


政治色やメッセージ性が強く、風刺の効いたグラフィティを、こっそりと街に残して消えるゲリラ・アーティストのバンクシー。本名などの個人情報や顔写真は一切公開していないので、人々は彼の正体を知りません。そんなバンクシーの作品が、ブリストル美術館で展覧されることとなったのです。展覧会の準備は、美術館を閉館して内密に行われたそうです。一部のスタッフを除いては、何が起こっているのかは展覧会オープンの前日まで知らされなかったそうな。そして、準備中もバンクシーは身元を隠していたらしいです。美術官のディレクターでさえ、たくさんいたスタッフの中で、誰がバンクシーだったのかは知らされなかったという入念さ。美術館を運営するブリストル・カウンシルは、普段なら街の落書きを消して回る立場で (最近ではバンクシーの作品は消されずに残されることが多いのですが。)、そのカウンシルがバンクシーの作品を展示するというのは極めて異例のことだと、BBCでニュースにもなっていました。
>Banksy in secret exhibition stunt
展覧会は6月13日から始まっていて、これは絶対に行かねばと思っていたのですが、何しろ毎日すごい行列だというので、少し時間をおいてから行くことにしました。ブリストル美術館で入り口に行列ができるのは、初めてのことだそうです。恐るべしバンクシー。それで先日、ついに行って来たわけですが、まだ行列ができていました。15分くらいで入れましたが、それにしてもすごい人気です。
中に入ると、いつもの受付デスクが、焼け焦げたアイスクリーム・ヴァンに姿を変えてお出迎え。

ライオンの象もこんなにされてしまっている・・・。

ロビーを抜けていよいよ展覧会場に入ると、ペインティングやオブジェ、アニマトロニクスなど、たくさんのバンクシーの作品が並べてあります。私はこれまでやはり、バンクシーは 「ストリート・アーティスト」 というイメージを持っていたのですが、今回こうして様々作品を一度に見て、「ストリート・アーティスト」 と呼ばれる以上の人だなあと思いました。もっとも、バンクシー自身は、美術館に自分の作品を展示することを習慣とするつもりはないと言っていて、ストリート・アーティストとしての姿勢を崩すつもりはないようです。バンクシーはこれまで、自分の作品を美術館に持ち込んでこっそりと飾るということをしてきました。今回のブリストル美術館のイベントは公式のものであったとはいえ、作業は内密に行われ、タイトルも “Banksy vs Bristol Museum” というもので、ゲリラ的要素がとても強かったです。バンクシーにとって、美術館はゲリラの場のひとつでしかないのかもしれません。
バンクシーのサイトで、この展覧会のトレイラーを見ることができます。
>banksy.co.uk
オラ~
昨日から友達がうちに遊びに来ている。スペイン人のハーモニカ・プレイヤーである。「オラ~コモエスタス」 とやって来て、話中もたまに、「イエス」 と言う代わりに 「シー」 と返ってくる。
私は日常生活で日本語を使うことはほとんどない。「いただきます」 と 「ごちそうさま」 はたまに家で使うことがあるが、その他は箪笥の角に足の小指をぶつけた時に 「痛っ!」 と叫ぶくらいである。しかし先日、パブで他の客が私のテーブルにやって来て 「この椅子使っていい?」 と (もちろん英語で) 聞いた際、咄嗟に 「どうぞ」 と日本語で答えてしまったのであった。酒の力とは恐ろしいものである。

何はともあれ、一緒にハーモニカを吹いたり、ライブに出かけたり、スペイン風の朝ごはんを教えてもらったり、楽しく過ごしている。
写真は彼がプレゼントしてくれたキンクスのTシャツ。かわいい!!
ジン・トニック
今年の冬は大雪で、「寒い冬の後は暑い夏が来るっていうから、今年の夏はきっと暑くなるよ。」 と言っていた人がいました。それを聞いた私は、「ええ~?ほんと?そんなこと言って、また夏なんて来ないんじゃないの、この国は。」 と半信半疑だったのですが・・・暑いです、今年のイギリス。といってもまあ30度を超えるくらいなのですが、イギリスにしては珍しい暑さです。おまけに湿度も高い。私は北海道の出身なので、湿度の高い暑さは苦手なのですが、「夏が来ない」 ということもあり得るイギリスに長年住んでいると、湿度くらい多少高くても、こう夏らしい日々が続くのはうれしいものです。


さて、夏においしいお酒と言えば、ジン・トニック。大好きなお酒で、年中飲んではいるのですが、夏は特においしい。先日も、運河のほとりのパブで、日が暮れるのを眺めながら、きんと冷えたジン・トニックをいただきました。ここのはおいしかったですが、ジン・トニックってたまに、やけに生ぬるくて水っぽいことがありますね。毎回作る工程を見ていて気づいたのですが、これは、トニック・ウォーターが冷えていないことに原因があるようです。冷蔵庫ではなくて棚においてあるトニック・ウォーターをそのまま氷の入ったグラスに注ぐので、氷がすぐに溶ける割りには冷たくなりきらず、水っぽくぬるいジン・トニックになってしまうのです。店側としては、「どうせ氷を入れるんだから、トニック・ウォーターは冷さなくてもいいだろう」 くらいの気持ちでいるのかもしれませんが、おいしいジン・トニックを作るのに、きんと冷えたトニック・ウォーターは欠かせないものだと私は思います。
そんなわけで、外で飲むのもよいですが、私は、うちで自分で作るジン・トニックも好きです。たっぷりの氷が入ったグラスに、好きな銘柄のジンと、冷蔵庫であらかじめ冷しておいたトニック・ウォーターを注ぎ、最後に大きめに切ったレモンをぎゅっと絞って入れます。お店のジン・トニックは、薄いレモンが飾りにようににひらりと入っているだけですが、自分で作る時は果汁を絞り入れることができるのが嬉しいです。今晩はうちでジン・トニックにしよう。
忌野清志郎を偲ぶ - その6 ・ 彼女の笑顔
昨日は私の35回目の誕生日。35歳というのは、私の最初の夫が死んだ歳で、自分がその年齢になるというのは、ちょっと感慨深いものがあります。死んだ子の歳を数えるとはよく言いますが、私は死んだ夫の歳は数えない。私の中での彼の時間は、35歳のままストップしています。
さて、昨日は夫と彼の家族、友人達のおかげで、素晴らしい一日となりました。私は夕方に仕事がひとつ入っていたのですが、その合間を縫って、友達が遊びに来てくれたり、散歩に出たり (幸運なことにお天気でした)。 夜は夫の家族とベジ・フレンドリーなかわいいレストランで食事をして、その後、義母の手作りケーキでお祝いをしてもらいました。私は幸せ者です (泣)。みなさんどうもありがとう。毎年のことですが、ケーキを囲んでみんなが歌を歌ってくれて、ろうそくを吹き消す瞬間は、じ~んとしてしまいました。メイク・ア・ウィッシュ。大好きな人達に囲まれて、私が祈ることはたったひとつしかありません。


それほど料理が得意なわけでもないのに、おいしい朝ごはん (レモンといちごのパンケーキ) と昼ごはん (チーズとマッシュルームのパンケーキ)、更にケーキまで作ってくれた夫には、特に感謝しています。ケーキは前日に何時間もかけて作っていて、「何をそんなに時間をかけて作っているんだ?」 と思っていたのですが、当日になってびっくり!ストロベリー・ショートケーキでした!私が 「いちごショートケーキが食べたいなあ。」 といつもぼやいているのを聞いて、レシピを探して作ってくれたのであります。お菓子作りなんてほとんどやったことのない人がストロベリー・ショートケーキだなんて、そりゃあ時間もかかるはずだわ。スポンジはふくらみが足りなくて、見かけもちょっとひしゃげていたけれど、私には彼の気持ちがとてもうれしくて、目を潤ませておいしくいただいた、最高のケーキ。

そんな幸せな一日、私の頭の中では、清志郎の 『彼女の笑顔』 という歌が鳴り続けていたのでした。「忌野清志郎を偲ぶ - その2」 で紹介した、『Memphis』 というアルバムに入っている曲です。愛 (なんて言葉を使うとちょっと照れるけれど。) や人生について考える時の私の価値観にぴったりとくる、大好きなナンバーです。
>彼女の笑顔 - 忌野清志郎 with Booker T. & the MG.’s
結婚の意味というのは人によって違うものだと思いますが、私が夫と結婚したのは、生活の安定を求めていたからでも、養ってもらいたかったからでも、30歳を超えてあせっていたからでも、子供が欲しかったからでも、前の夫の死によって自暴自棄になっていたからでもなくて、彼とひとつの家族になって、人生を一緒に歩んで行きたいと思ったからに他なりません。彼と一緒なら、私の人生は数倍幸せなものになるだろうと思ったし、私も彼をもっともっと幸せにしたいと思った。ただそれだけだったのであります。そんなことを改めて感じた35歳の誕生日でした。