In the Loop

5月 20, 2009 at 9:25 pm (映画)

いや、おもしろかった。イギリスらしい。強烈な皮肉と風刺と、swearword (ののしりの言葉)。舞台は、イラク戦争が始まる前の緊張が高まった時期。イギリスの首相とアメリカの大統領は戦争を始めたいと思っているわけですが、両政府の中には戦争に反対する人もいる。そんな中であくせくと走り回る官僚達。おもしろいなあ。こういう政治もののコメディは、イギリス映画に限ります。

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私はテレビを見ないので知らなかったのですが、2005年に放送されたBBCの “Thick of It” というドラマがベースになっているのだそうです。映画は独立した話なので、ドラマを知らなくても十分に楽しめる内容でした。かなり強烈な言葉が使われているので、そういうのがお嫌いなかたは避けた方が良いかもと思います (私にはこれがまたおもしろかったのですが)。

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E.T. を見て泣く

4月 23, 2009 at 7:31 pm (映画)

久しぶりにE.T. なんか見てしまった (笑)。有名な映画だけれど、子供の頃に一度見たきりで、よく考えてみたら、あまり覚えていない。しっかりと覚えていることといえば、子供たちとE.T. が仲良くなるまでものすごく怖かったことと、弱って川の中で発見されるE.T. と、E.T. の光る心臓と、自転車に乗って飛ぶシーンくらい。こういうベタなハリウッド映画は最近はあまり見ることは少ないのだけれど、今回改めて見直してみたら、思った以上に素晴らしい映画であった。

まず、テーマは表面的には少年と宇宙人の友情みたいな感じになっているけれど、その根本にあるものは、両親が離婚して孤独を感じている少年が宇宙人と出会い、心を交わし別れることによって成長し、両親の離婚を受け入れ乗り越えていく、というものなんですね。ほんの一瞬だけれど、ラストでE.T. が去る場面では、科学者のキーズがエリオットの母親を気にかけて、彼女の肩に手を置いたりする場面なんかもある。キーズは調査中にエリオットとマイケルがガレージで父親の話をしているのを聞いているから、母親のこともなんとなく気になっていたのかも知れない。劇中では何度か悲しそうな姿を見せていた母親だが、そんな彼女にも新しいロマンスが生まれ、キーズはもしかしたらエリオットの父親になるのかもしれないということを示唆するエンディングである。

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それから、言葉使いが上手い。やはり映画はできることなら原語で観たいよなあと、この映画を見て改めて思ったのである。はじめは話せなかったE.T.が、だんだんと言葉を覚えて行く。その過程もおもしろいし、最後にE.T.が子供達に別れを告げる時の言葉は皆、劇中にE.T.がどこかで耳にしている言葉であるというあたりは、上手くできているなあと感心せずにはいられない。ガーティの “B good” = “Be good” という、言葉遊び的な部分もおもしろい。

更に、エリオットの怪我をした人差し指を、E.T.が自身の人差し指で触れて治す、あの有名なシーン。この時、バックで聞こえるのは、母親がガーティにベッドの中で読んで聞かせる 「ピーターパン」 である。死にかけているティンカーベルを前に、「子供たちが妖精を信じるなら、ティンカーベルは生き返るでしょう (She says she thinks she could get well again, if children believed in fairies.)」 と呼びかける場面。これは、E.T.が死んだ時に、エリオットが 「僕は、一生、毎日、君のことを信じるよ。 (I’ll believe in you all my life, every day.)」 と言い、E.T.が生き返る場面と呼応しているのである。上手いよなあ。

映画を見る前は、「そもそも、なんでE.T.は地球に来たんだっけ?」 と思っていたのだが、その疑問もはじめの方で無事に解明。地球の植物を集めに来てたんですね。原作を読むと、植物学者ということになっているらしい。最後にガーティから鉢植えの花をプレゼントされ、任務は果たされたわけですね。

初めてこの映画を見た時、私はたぶん8歳くらいで、その時も子供だからこそ感じられる感動があったのかもしれないけれど、こうして大人になって見てみると、今だからこそ気づくディテイルの多さに驚かされる。そして、大人になるってやっぱりいいよな、と思うのだ。

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Cadillac Records

3月 1, 2009 at 9:21 pm (映画, 音楽) ()

昨年の暮れにアメリカで公開となった映画。ブルースやジャズ、R&B、ロックンロールの数々の名曲をリリースした、チェス・レコード (Chess Records) の話です。これはもう絶対に観に行かねば!と去年からずっと楽しみにしていたのですが、イギリスでもやっと公開になったので、バンドメンバーと一緒に観に行ってきました。

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キャストは、レナード・チェス役にエイドリアン・ブロディ、マディ・ウォーターズ役にジェフリー・ライト、エタ・ジェイムス役にビヨンセなど。私は最近のR&Bは好きではないので、ビヨンセにも興味はないのですが、「ドリームガールズ (Dreamgirls)」 も良かったし、今回もやっぱり歌は上手かったですね。こういう 「歌の上手い黒人シンガー」 という役どころを演じると見事にはまる人だと思います。劇中、オバマ大統領の就任祝賀会でも歌った “At Last” も使われていました。

監督は Darnell Martin という人で、私は彼女については全く知らなかったのですが、アフリカ系アメリカ人の女流監督なのだそうです。

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以下、ネタばれありです。

この映画 (まあどの映画もそうでしょうけれど。) の評価は賛否両論あるようで、否定的な意見としては、「事実が歪曲されている」 というものが多いみたいです。確かに、「この映画は事実を基にしています。」 という字幕で始まるわりにはハリウッド映画的な脚色が多いなあ、という気はしました。「リトル・ウォルターはヘロインなんかやっていなかったし、人を撃ったりもしていない」 とか、「リトル・ウォルターがマディのバンドを離れた理由が違っている」 とか、「そもそも、チェス・レコードの創立者はレナードとフィルの兄弟のはずなのに、フィルが全く登場しないのはおかしい」 などと腹を立てる人がいるのもなんとなくわかります。私としては、まあこれは映画なんだしいいかという感じでしたが、「どこまでが真実なの~?」 という気持ちにはなりました。エタ・ジェイムスとレナード・チェスが恋仲だったという話も聞いたことはないし、その他いろいろ、「本当のことが知りたい!」 と思ってちょっと欲求不満気味になってしまいました。ちなみにうちの夫は、「あの年代にあのアンプはなかった」 などと言っていましたね (笑)。

まあそんな感じで脚色が多いのは事実ですし、チェス・レコードの設立から終わりまでの約20年間をたったの109分にまとめた話というのはブルース好きとしては物足りなく感じたりもしたのですが、ただ、「これだけは外せない」 という重要なポイントはきちんと押さえていたと思います。マディ・ウォーターズやリトル・ウォルターが音楽の歴史に革命を起こしたこと、彼らの作り出した音楽なしには、現在私達が耳にする音楽 (ロック、ポップス、R&Bなど) は存在しないであろうこと、ロックンロールを生み出したのは黒人ミュージシャンであること、それにもかかわらず有名になり評価されたのはエルヴィス・プレスリーなどの白人ミュージシャンばかりだったこと・・・。そういうところはきちんと伝わってきましたし、そういう面ではスピリットを感じさせる映画だったと思います。

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Chicago

2月 22, 2009 at 6:52 pm (映画, 音楽)

今回入った伴奏の仕事には、ミュージカル 「シカゴ」 からの2曲が入っています。ミュージカルって、若い頃は好きだったのですが、最近はちょっと苦手です。「なぜここで歌う?なぜここで踊る?」 とつっこみたくなってしまうんですよね・・・。それでも好きなミュージカルはいくつかあって、「シカゴ」 もそのひとつであります。音楽もいいし、女性達は皆したたかで型通りのラブ・ロマンスのシーンは一切なし。それに何しろ、スターの座を勝ち取ろうと奮闘する女性達の話なので、歌ったり踊ったりする場面も自然な流れで見られるのが好きなのです。そういう意味で、このミュージカルは映画版もお気に入りです。ミュージカル映画というと抵抗がある方も多いかと思いますが、この作品はあまり違和感なしに楽しめると思います。

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何といっても、ロキシー役のレニー・ゼルウィガーと、ヴェルマ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズが最高にかっこいい。ゼタ=ジョーンズも存在感がありますが、ゼルウィガーのロキシーは名演だと思います。私はこういうコケティッシュさを売りにした女性は大の苦手なのですが、彼女のロキシーは不思議と魅力的です。ゼルウィガーはかなりシリアスなランナーだそうで、なるほど、とても美しい身体であります。私は食べないことだけで痩せた身体の女性は好きではないんですよね。私が美しいと思うのは、彼女のような、鍛えて整えた身体なのです。

roxie_chicago

せっかくなので、今日は、この映画から2曲アップしたいと思います。
まずは、「監獄タンゴ (Cell Block Tango)」。素晴らしい演出で、この映画では一番好きな曲。6人の女性が、自分の犯した犯罪の成り行き (すべて男性がらみ) を歌う歌で、皆さんセクシーで迫力あってかっこいい。特にこの曲のキャサリン・ゼタ=ジョーンズはすごいです。
Cell Block Tango
cbt_chicago

もう一曲は、レニー・ゼルウィガーが歌う「ロキシー (Roxie)」。文句なしにかっこいいです。
Roxie

リチャード・ギアも出ていますけど・・・私は実は彼は苦手なんですよね・・・。かっこいい男性は大好きですが、こういう甘~い感じの顔が苦手なのと、あと、声もちょっと苦手で、この映画では歌も踊りも苦手です・・・。まあそれはさておき、久しぶりにまた映画が見たくなってきました!

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In Bruges

1月 24, 2009 at 1:40 am (映画)

2008年のイギリス映画。2人のヒットマンが、ボスの指令でベルギーの都市 Bruges (ブルージュ、ブルッヘ) へ行き、そこから思わぬ展開に・・・。脚本・監督はイギリス生まれのアイルランド人、Martin McDonagh。2人のヒットマンはこれまたアイルランド人の Colin Farrell と Brendan Gleeson が演じています。

in_bruges

ストーリーとしてはけっこうシリアスで重いし、胸切なくなるシーンもあったのですが、全体にコメディ色が強くて、始終くすくすと笑って見ていました。2人の会話のやりとりも可笑しいし、ボスのキャラクターも、彼と2人のからみも良かった (ボス役の Ralph Fiennes はすごくいい味出していました)。私はドタバタコメディーはあまり好きではないのですが、こういうイギリス映画ならではという感じの、地味なおかしさはすごく好きです。何かおもしろいことをやろうとしているのではなくて、彼らなりに至って真面目に振舞っているのに、どこかはずれているところのおもしろさ。

それにしても、世界遺産となっているだけあって、ブルージュは美しい街であります。

bruges_canal

bruges_clock_tower

この 「夢のように美しい街」 という設定が、この映画をコメディに仕立てている大きな要因であり、オチ (といっても、結論は見る側に任せられているのですが。) につながる鍵となっています。そういうところも上手いと思いました。

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Quantum Of Solace

11月 3, 2008 at 12:08 pm (映画)

ジェームス・ボンドの新作、”Quantum Of Solace” (邦題=『007 慰めの報酬』) を観て来ました。私は数年前までは、ジェームス・ボンド・シリーズなんて全く見たことがなかったのですが、夫が子供の頃からのジェームス・ボンド・ファンで (と言っても、本当に好きなのはティモシー・ダルトンまでで、ピアース・ブロスナンのものはあまり観ていないらいいですが。)、彼につきあって、DVDなんかをぼちぼちと観るようになりました。実は退屈で眠ってしまうこともたまにあるのですが、前作のカジノ・ロワイヤル (Casino Royale) は良かったし、今回の新作も楽しみにしていたのであります。

前作カジノ・ロワイヤルと同じ登場人物が出てきたり、ストーリーも前作と関連した部分が多かったです。でも、カジノ・ロワイヤルを観たのは。もう2年も前の話。前作の内容をほとんど忘れていた私は、話の展開について行くのにちょっと苦労しました。それから、アクション・シーンやカー・チェイスの時にカメラが揺り動くのにいらいらさせられました。何が起こっているのか、よくわからない、、、。こういう手法を使った映画ってけっこうありますが、好きではないです。

全体には、カジノ・ロワイヤルと同じくシリアスな感じで、往年の娯楽映画色が強いジェームス・ボンド・シリーズが好きな人には受け入れられにくいかもしれないですね。

私は、映画を観に行く前は、あらすじやレビューは読まないし、トレイラーもできれば見ないようにしているので、今回も全く予備知識なしで行きました。そうしたら、マチュー・アマルリック (Mathieu Amalric) なんかが出ていてびっくり!私は、この人といえば、”Comment je me suis disputé…(ma vie sexuelle) – 邦題=『そして僕は恋をする』” なんですが、、、へえ~、こんなのにも出てるんだ、、、。

何はともあれ、楽しかったです。私は今晩から一人で旅行なので、夫からのナイス・トリートでした。

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Twin Peaks 終了

8月 26, 2008 at 9:06 pm (映画)

うちにはテレビはないし、私はオリンピックにもスポーツ観戦にも特に興味がないので、オリンピックは私の生活には全く影響なしに終わりました。世間がオリンピックで盛り上がっていた中、ひとり時代遅れに、ツイン・ピークスで盛り上がっていた私であります。

以下、ネタばれありです:

先日、全て見終わったのですが、未完成さをひしひしと感じるエンディングでしたね、、、。リンチはシーズン3を作るつもりだったはずが、視聴率の低下から番組が打ち切りにされたということは知っていたので、まあ覚悟はしていたものの、予想以上に辛い終わり方でした。何が辛いって、「リンチはシーズン3を作る予定だったのだから、、、」 という思いが邪魔をして、自分なりの結論を出せないところが辛いです。例えば、あのエンディングでは私はオードリーは死んでしまったのだと思うのですが、シーズン3が存在したとしたら、彼女は生きているだろうと思うのです。実際に作られたシーズン2までで終わりとするべきか、シーズン3が作られる予定であったことも考慮して結論を出すべきか、考えがまとまらないのであります。

それから、「ツイン・ピークス」 は他のリンチの作品に比べて、ちょっとわかりやすすぎるかなあ、という気もしました。ブラック・ロッジやボブの存在についての説明が明快すぎて (更にシーズン2で打ち切りという、あんな終わり方になって)、ただのホラー映画のような筋書きになってしまったのが残念。リンチの作品は難解なものが多いですが、見る者がそれぞれの解釈をして、それぞれの結論を出すことが可能で、それが彼の作品の大きな魅力でもあります。最新作 (2006年製作) の 「インランド・エンパイア (Inland Empire) 」 なんて全くわけわかんないですけど、私はわからないなりにも自分なりの結論を出して、すーっと理解することができました。

まあ、「ツイン・ピークス」 はテレビドラマということもあって、大衆向けに話を進めていかなくてはならない部分も多かったのだろうと思います。リンチ自身はローラを殺した犯人を最後まで明かさないつもりでいたのが、「一体いつになったら犯人を明かすんだ!」 と視聴者がだんだん怒ってきたので、スポンサー側がリンチに犯人を明かすことを強いたりしたらしいです。犯人がわかった後、物語の方向性がはっきりせずにぐだぐだになってしまっているのは、そういう理由があるようです。

残念だなあと思うところも色々とあったのですが、赤いカーテンや踊る小人やドッペルゲンガーなどの、リンチらしい演出はやはり素晴らしいと思いました。今晩は劇場版 「ツイン・ピークス~ローラ・パーマー最期の7日間」 を見る予定です。

関連リンク
Twin Peaks
David Lynch

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David Lynch

8月 15, 2008 at 12:55 pm (映画)

かなり遅ればせながらではありますが、ツイン・ピークスにはまっている毎日であります。デビッド・リンチ製作のこの作品ですが、29あるエピソードの内、大半はリンチ以外の人が監督を務めているんですね。他の監督が扱ったエピソードも、リンチが総監督として管理していたのだとは思いますが、リンチ自身が監督したエピソードは、やはり一味違うと感じます。例えば、エピソード14。

ローラのいとこのマデリーンが町を出る前日の朝。コーヒーカップを手に、家に帰ることにしたとローラの両親に告げるマデリーン。レコード・プレイヤーからは、ルイ・アームストロング (Louis Armstrong) の 「この素晴らしき世界 (What a Wonderful World)」 が流れている。何気ない日常の一場面。心温まるマデリーンとローラの両親の会話、、、のはずなのだが、カメラがゆっくりと部屋の中を移動して、レコード・プレーヤー越しにこの3人の姿を見る時、見る者はいわれのない不安を感じる。なぜかはわからないが、得体の知れない胸騒ぎを感じるのである。そしてこのエピソードの最後に、この部屋でもう一度レコード・プレーヤーを見る時 (今回は音楽はかかっていない。針がレコードの最後の溝を行ったり来たりする音が繰り返されているのみである。)、我々は先刻の嫌な予感が当たったこと、何かとんでもないことがこれからこの部屋で起こるのだということを知って、恐怖に陥るのである。

私はこの演出を見て、うあああ、怖い!!やっぱデヴィッド・リンチはすごい!!と感動しました (一緒に見ていた夫は、気づかなかったと言っていましたが。笑)。ツイン・ピークスこそ見ずに今日まで来ましたが、リンチの他の作品は大好きな私です。台詞も効果音もなしに、じりじりと病的な雰囲気を作って人々を恐怖に落とし入れる技には、いつも脱帽します。

関連リンク
Twin Peaks

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Twin Peaks

8月 7, 2008 at 9:09 pm (映画)

あああ、とうとう見始めてしまいました (なぜ今頃ツイン・ピークスなのかという事の経緯はこちら >おたくセット - その2)。やっぱりデヴィッド・リンチ (David Lynch) はすごいなあ。

一昨日、パイロット版を見たのですが、興奮して眠れないったら。私は普段テレビを見ないので、たまにDVDなんかを見ると、テレビを見すぎた子供のように頭が冴えて寝付けないことが多いのです。それに加えて今回はデヴィッド・リンチ。ぜんっぜん眠れません。リンチ好きのうちのバンドのドラマーに電話でもしようかと思いましたが、夜遅かったのでそれもできず、一人で悶々とした時を過ごしたのであります (夫は爆睡)。昨晩はエピソード1と2を見て、リンチらしいシュールな展開に更に興奮。ああ、早く続きが見たい。

しかし、パイロット版の冒頭は、私にはかなり重かったです。ローラに何かあったに違いないと心配して、震える手であちこちに電話をかけまくる母親。また、ローラの死を知って気が狂ったように泣き叫んでしまう彼女。「娘に会わなくてはいけないんだ。彼女に何が起こったのか、この目で見なくてはいけないんだ」 と言って、遺体安置所へ向う父親。数年前に夫を亡くした時の自分を見ているようで、ここはちょっと辛かったのでした。

それはさておき、出演する女の子達がかわいい!特にドナ役のララ・フリン・ボイル (Lara Flynn Boyle) とオードリー役のシェリリン・フェン (Sherilyn Fenn) が魅力的です。

最近は、「これが終わったら、今晩はツイン・ピークスの続きを見るぞ!」 というのを励みにして、仕事をする毎日であります。今日はエピソード3と4を見る予定です。わくわく。

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おたくセット - その2

7月 17, 2008 at 6:36 am (映画)

先日のブレードランナー・ボックス・セット (>おたくセット - その1) で、すっかりおたくぶりを披露してしまったわたくしであります。おたくであることがばれてしまったので、今日はそのついでに、誕生日にもらったもう一つのおたくセットを紹介します。

ご存知、鬼才デヴィッド・リンチ (David Lynch) のツイン・ピークス (Twin Peaks) のボックス・セットです。

表紙を開けると、10枚のDVDが積み重なっています。

デヴィッド・リンチは大好きな監督なのですが、このツイン・ピークスが日本で放映されていた時期は、テレビを見ない生活をしていたのと (今もテレビはないんですが。)、朝から晩まで音楽に夢中になっていたこともあって (今もあまり変わりはないんですが。)、見逃してしまったのです。その後、見たいなあと思いつつ、借りるにしても買うにしても何しろ量が多いので、なんとなく見ずに来てしまいました。なので、劇場版の 「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」 も、まだ見ていないのです。

こういうのは、気分ののった時にきちんと集中して見たいのですが、なかなかそういった時間が作れないでいます。イギリスの暗ーい秋と冬の夜長まで取っておこうかなあ、という気もします (夏もあまり変わりないですけどね)。何れにせよ、とっても楽しみです。これを見終わったら、劇場版も絶対に見るぞ!

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