西瓜
昨日までの湿度の高い日々とはうって変わって、今日は素晴らしく気持ちのよい天気となっています。からっと晴れた空に、さわやかな風。最高です。近所の八百屋さんで買った西瓜を冷して、お昼に庭で食べました。

イギリスでは西瓜はあまり一般的な果物ではなくて、店頭には出回るものの、夏といえば苺などの方がずっと人気があるようです。「夏は西瓜だ!」 と言う人には会ったことがないし、「西瓜大好き!」 と言う人もあまりいません。これはもちろん歴史的原因もあるのでしょうが、私はイギリスの気候にも原因があるような気がします。イギリスの夏は暑くなっても高が知れているし、長続きもしないので、あまり 「西瓜を食べたい!」 という気分にははならないのです。うちの夫も、「西瓜って水分が多くて、他のフルーツに比べて味が薄い。」 などと言っていたのですが、「でもさ、この数日間みたいな暑さが2ヶ月も続いていると思ってみ。それで、あまりの暑さに食欲もないっていう時に、みずみずしい西瓜をしゃりしゃりって食べたらおいしいと思わない?」 という私の言葉に、「なるほどー。それはわかる気がする。」 と言っておりました。西瓜はやはり、うんと冷したものを暑い日にいただくに限ります。ごちそうさまでした。
うちのカレー
時々、無性に食べたくなるもの。カレーライス。カレーは、イギリス料理と言ってもよいくらいイギリスでは一般的な食べ物である。たまにインディアン・レストランで食べたりテイク・アウェイしたりするのはおいしいけれど、カレーも一緒に食べるナンやライスも、かなり油の量が多くてギトギトしている場合が多いので、カレーはやはりうちで作って食べるのが好きである。シャバシャバしたインドの本格カレーや、今や北海道名物となりつつあるスープカレーなども好きだけれど、私が一番好きなのは、炊き立ての真っ白なご飯といただく、とろりとしたあの昔なつかしい日本のカレーである。
さて、うちのカレーは、各種スパイスとベジタブル・ストックで味付けをして、パン粉でとろみをつけて作る。かなり邪道であるが、これがなかなか美味である。たっぷりの玉ねぎとにんにくをバターで色がつくまで炒め、好みの野菜とたんぱく源 (豆類、ベジ肉など) も加えて炒めたところに水をいれ、煮立ったらあくをすくい取る。スパイス (今回はマドラス・ブレンド、クミン、コリアンダー、ターメリック、チリ・パウダー、ココア・パウダー)、粉末ベジタブル・ストック、塩、酒、フードプロセッサーですりおろしたりんご、隠し味に醤油とマーマイト、フードプロセッサーでパン粉状にした食パンを加え、弱火で煮込むだけ。入れる野菜やスパイスはその時によって毎回違うのだが、大目の玉ねぎとにんにくをじっくりと炒めることと、りんごを入れることだけはいつも欠かさない。

スープ・ストックも中に入れる具も、野菜しか使わないので、あっさりとしたカレーである。今回は辛いカレーが食べたいというリクエストが夫からあり、チリ・パウダーを多めに入れた辛いカレーを二人でふうふう、ひいひい言いながら食べた。
おかずチーズケーキ
うちの近くに、おいしい食事を出すパブがある。ベジタリアン・メニューが多くないので、頻繁に行くというわけではないのだけれど、ここで食べた料理はどれもおいしかった。特に感動したのが、Savory Cheesecake。チーズケーキと言えば、普通は甘いデザートが頭に浮かぶところだが、これは食事としての甘くないチーズケーキである。スモーク・チーズの風味が効いて、なんとも美味であった。
このチーズケーキがあまりおいしかったので、これをなんとかうちで再現してみようということになったのである。「甘いチーズケーキから砂糖を抜く感じで作れば、なんとかなるんじゃないか」 という、安易な思いつきの我流レシピである。

材料:
クリーム・チーズ (室温に戻しておく) 300g
生クリーム 300cc
卵 3個
スモーク・チーズ (おろしておく) 70g
ブランデー 大さじ2
コーンスターチ 大さじ2
塩・こしょう 少々
バター 適量
好みの野菜
1.好みの野菜を、バター (又はオリーブオイル) で炒め、冷ましておく。私は今回はリーク (セイヨウネギ) と2種類のマッシュルームを使用。玉ねぎ、パプリカ、茹でたほうれん草やアスパラガスなどでも合いそうである。
2.生クリームを角が立つまで泡立てる。
3.別のボールにクリーム・チーズを入れて練る。クリーム状になったら、おろしたスモーク・チーズ、卵、塩、こしょう、ブランデーを加え、その度によく混ぜる。なめらかになったら、生クリームとコーンスターチを加えて更に混ぜる。ここまでで使ったのは、ハンドミキサーひとつ。生クリームを泡立てたハンドミキサーで、そのままクリーム・チーズも練ってしまうという横着さである。
4.炒めた野菜を加え、ゴムベラで混ぜ、バターを塗っておいた型に流し込む。今回使ったのは、27cm x 27cm のパイレックス。この分量でかなり余裕があったので、もっと小さめでもいいかも。
5.型を天板の上に置いてから、天板にお湯を注ぎ、170度のオーブンで蒸し焼きにする。40~50分くらい焼いて、表面に良い焼き色が着いたら出来上がり。

焼きたては柔らかいので、切り分けるのがちょっと大変 (冷ますと型から出しやすくなる)。チーズはスモーク・チーズの代わりに、ブルー・チーズやゴート・チーズなんかでもいけそうである。チーズから塩味が出るので、塩はほんのちょっとで良し。生クリームを泡立てることと、蒸し焼きにすることで、ふわっと軽い口当たりの、リッチなおかずチーズケーキ。
一足早いイースター
イースターは毎年、夫の家族と食事をしたり、チョコレートなどのプレゼントの交換をしたりします。今年は私達夫婦が日曜日に用事が入っているので、イースターの家族行事は一足早く、昨晩行いました。
私はかわいい模様のついたチョコ・エッグを買っておいたのですが、なんだか物足りない気がしたので、思いついてクッキーもプレゼント用に焼きました。イースターと言えば・・・のひよことうさぎの型抜きクッキーです。


レシピはこちらを参考にしましたが、砂糖の半分を黒砂糖にして、シナモンとミクスド・スパイスと刻んだレーズンを加えました。ものぐさな私は、型抜きクッキーなんて面倒なので普段はあまり作らないのですが、イースターなので特別。みんなに喜んでもらえてよかった。
いちごの季節 / 働かないひとたち
昨晩のデザート。いちごが安かったので。

夏時間になり、日も長くなって、天気の良い日は春の日差しに幸せを感じたりするのですが・・・イライラすることも多し。どうしてここの国の人って、きちんと働かないのだろう。「こちらから電話し直しますね。」 とか、「連絡します。」 などと言われた場合、いくら待っても連絡が来ないことが非常に多い。それで、「この間の件ですけど・・・」 と、改めて連絡することになるのである。仕事の以来が来ているというのにこういう対応をするのはなぜなのだろう?みんな、仕事が欲しくないのだろうか?私の実家は自営業で、小さい頃からお客様を喜ばせるためにとあくせく働く両親を見て育って来た私は、何年経ってもこういうサービスの悪さには腹が立つ。日常茶飯事なので慣れてはいるのだけれど、ここ数日そんなことが重ねてあって、今日はさすがに 「もういやーーー!!!」 と爆発しそうになった。日本だったら、「ふん。こんなサービスの良くない会社使ってやらないわよ。」 と簡単に言うこともできるのだが、イギリスの会社ははどこも似たり寄ったりで、そんなことを言っているといつまでたっても事が進まないのである。
しかし考えてみれば、パリに居た時はもっとひどかった。フランス人に比べたら、イギリス人なんてかわいいものである。パリに住んで間もない頃のこと。通っていた学校の窓口に、ある書類についての手続きの問い合わせをしに行った。事務の女性が、私の質問に対して、「それ、私の問題じゃないから。私、コーヒー飲むわ。(C’est pas mon problème. Je prends mon café.) 」 と言って席を立ち、つらーっとした顔で奥の方でコーヒーを飲んでいる姿を見た時、「絶対にこの国では暮らして行けない。」 と確信したのであった。その後、フランスではこれが普通なのだと身を持って知ることになるのだけれど、とにかくこれは本当にカルチャーショックだったのである。
それに比べたら、イギリス人は物腰がやわらかである。一応謝ってみたり、態度や言葉から 「すみませんねぇ」 という感じが伝わってくることも多いので、まだましである。まあ仕事をしないというのでは一緒であるが、仕事の進み具合も、フランスに比べたら幾分すみやかな気がする。
文句を言っても始まらないし、日本にはない良いところもイギリスにはあるわけだが、気持ちの良い春の日にこういう不愉快なことが立て続けにあると、愚痴のひとつも言いたくなるものである。日本の丁寧なサービスと、ふわっと軽く甘すぎない苺ショートケーキが恋しい今日この頃。
半熟へのこだわり
昨晩はベジ親子丼。高野豆腐などを使うこともあるのですが、今回は Quorn のベジ肉を使いました。うちの親子丼や卵丼には、野菜もたくさん入ります。

とろ~り半熟の卵がたまらなくおいしい親子丼ですが、うちの夫は生卵はおろか、半熟卵も苦手。親子鍋があれば、夫のは完熟、私のは半熟と分けてできるのですが、うちにはそんな便利なものはないし、第一、一人分ずつ作るのはどうにも面倒くさい。それで、いつも大きめの鍋で二人分一緒に、完熟で仕上げます。
しかし昨日は、鍋の中で固まりかけている卵を見ているうちに、「半熟卵が食べたい!!」 という欲求がムラムラと湧いてきたのでした。それで、おたまで半熟の部分をすくって私のどんぶりに載せ、残りは夫用にもう少し火を通して仕上げたのであります。
先日の 「酢なしちらし寿司」 の時に忘れた海苔もしっかりと載せ・・・半熟の親子丼はやはりうまい!
ナッツのカツレツ
最近見つけたおいしい食べ物。Goodlife Foods の Nut Cutlet。ピーナッツ、カシューナッツ、根野菜、米、ハーブで作られたナッツのカツレツです。見た目はバーガーの様ですが、食べた感じはナッツ・ローストに近いかも。私は市販のナッツ・ローストはあまり好きではないのですが、これはいける!

イギリスには様々な種類のベジ・バーガーがあります。製品によって味も栄養価もピンからキリまでですが、このバーガー はとってもおいしくて、香料、着色料、保存料なし、高たんぱく、高繊維で身体にもよさそう。ヴィーガン対応食で、フェアトレード製品でもあります。

酢なしちらし寿司
昨日は一日、暴風雨でした。それでも、ひな祭りなのでちらし寿司でも作ろうと思い、買い物に出たのです。傘を吹き飛ばされそうになりながらも買い物を終え、家まであと10メートルというところで、ふと気づいたこと。
酢を切らしている!!
ああ~なんてことなの~。ちらし寿司を作るのに酢がないなんて (泣)・・・。この天気の中、もう一度買い物に戻る気も起きず、それより何より夕方から仕事もあったので、泣く泣く酢は断念。それでもちらし寿司はあきらめきれなくて、酢なしで強行しました。

レモンなどがあればまだよかったのかも知れないですが、あいにくレモンもなし。ということで、使ったのは生姜と山椒。たっぷりの生姜と、大さじ1の酒と砂糖、塩ひとつまみを入れてご飯を炊いて、炊き上がりに山椒を混ぜ込みました。それなりにおいしかったですけど、酢が入らないと、やっぱり 「お寿司」 という感じはしなかったです。夫はおいしいと言って喜んでいましたが・・・。夫がイギリス人って、こういう時は本当に楽です (笑)。
Barry Norman のピクルド・オニオン
食べ物の好き嫌いはほとんどない私ですが、唯一と言っていいほど苦手なのが、ピクルド・オニオン。小ぶりの生の玉ねぎを酢漬けにしたものです。イギリスではよく食べられるのですが、つんとした酢の匂いと味と、玉ねぎの青臭さが大の苦手なのです。そんな私のピクルド・オニオンに対する見方をすっかり変えたのが、Barry Norman のピクルド・オニオン。
Barry Norman は有名な映画の批評家なのですが、数年前からこのピクルド・オニオンを売りに出しました。一家に代々伝わるレシピなのだそうです。

他のピクルド・オニオンに比べて酢の酸味がきつくないし、玉ねぎも玉ねぎ臭さ (?) が抜けています。そしてその代わりに、たっぷりと入ったスパイス。ピクルド・オニオン恐怖症だった私でも、病み付きになるほどのおいしさ。嫌いだった食べ物がおいしく食べられるようになるというのは、新しい世界が開けたような感動があります (大げさ)。ノーマンさん、ありがとう。
チーズとマッシュルームのパンケーキ
昨日は 「シュロブ・チューズデー」 (Shrove Tuesday)。イギリスでは 「パンケーキ・デー」 といって、パンケーキを食べる習慣があります。うちではイギリス風パンケーキを作るのは夫の仕事と決まっているので、今年も夫任せでございました。
パンケーキといえば、去年アムステルダムに遊びに行った際、友達が作ってくれたチーズ入りのパンケーキがものすごくおいしかったんですよね。それにインスパイアされて (というか真似て)、今年のうちのパンケーキはチーズ入り。夫の提案でマッシュルームも入りました。

パンケーキを普通に両面焼いて、仕上げにおろしたチーズと炒めたマッシュルームを載せて、2つ折にして完成。とろけたチーズとマッシュルームが絶妙においしい。

同じイギリスでも、スコットランドのパンケーキは小さくて厚みがあってふわふわしています。日本のホットケーキの小さい版みたいな感じです。所変わればパンケーキも変わる・・・。おもしろいものです。